カテゴリー「核 原子力」の記事

2011年10月14日 (金)

放射性物質の放置は世田谷区だけではありません。全国195カ所の家屋・大学・事業所に1500万リットル以上の放射性物質が眠っています。



世田谷区の高放射線量の問題は、どうやら家屋の軒下にあるビンが発生源であり、その放射線量は計測器の針を振り切る強さだったようです。
測定した企業は、あまりの高線量のため自社の範疇を超えることから、処理を文部科学省に委ねたそうです。この問題処理が、保坂展人氏が区長を務める世田谷区から国(文科省)に移行したことで、また大事な情報の隠蔽や改ざんなどの不正が行われることのないよう、願いたいものです。

ビンの表面は最大で毎時600マイクロシーベルト、内容物はラジウムの粉末ではないかとの報道ですが、ラジウムだけなのか? 
ウランやトリチウム、ストロンチウム、コバルトなどはないのか? 
以前済んでいた住民の被曝線量はどの程度か?
近隣住民の被曝線量は?

《保坂展人氏のブログ》
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/fe04f0d29f056da204d372ec4797e3fd
《毎日新聞》
http://mainichi.jp/select/today/news/20111014k0000m040083000c.html?inb=fa


昨夜の保坂展人世田谷区長の記者会見を見て、私はこの軒下にあったビンが、全国に放置されている放射性物質のひとつなのだと思いました。

これは、週刊朝日9月2日号のスクープ記事”新しい「放射能危機」放置された劣化ウラン”に書かれていた「湧きだし」という、届け出されず何年も何十年も放置されていた放射性物質なのだろうと思うのです。全国に195箇所、1545万6600リットル分の放射性物質が、家屋や大学の研究室、事業所の倉庫などに眠っているそうです。
1500万リットルというと、水ならば1万5000トンという量です。

福島第一原発事故がなければ、この放置された膨大な放射性物質の問題もスクープされることはなかったかもしれません。
こうして世田谷区で高線量の「湧きだし」が発見されたことで、高放射線量の被曝が、原発事故からだけではなく、日本中のどこでも身近に起こりうると言うことを、我々は認識せねばならないと思います。

以下、ネット上に週刊朝日9月2日号のスクープが全文掲載されていましたので、転載します。
この記事を書き写すとなると結構大変な作業です。こうして先に公開してくださったことに感謝いたします。
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/jishin/110823rekkauran.html


※実は、この週刊朝日のスクープ記事については、3.11のコスモ石油の千葉製油所爆発火災に関するチェーンメール(といわれた)騒動の件で記事を書きたく、そこで取り上げるつもりでいましたが、こちらの問題はまた改めて書くことにします。


<転載開始>



■週刊朝日9月2日号(8月23日発売) スクープ!「新しい放射能危機」放置された劣化ウラン 全国195カ所に1545万6600リットル分の放射性物質

これは、イラクなど戦火が絶えない地域の話ではない。私たちの身の回りに、ウランなどの核物質がゴロゴロと転がっている。放置されているといったほうがいいだろう。私たちは、深刻な放射能汚染と隣り合わせで、生きている。危機が現実化する前に、対策を急がなクてはならない。  ジャーナリスト形山昌由十本誌田中裕康

 見出しを見て、「週刊朝日よ、大げさだ」と眉をひそめる方もいるだろう。だが、これは誇張表現ではない。私たちは3月11日の夜、"重大危機"の瀬戸際にいた。
 その詳細は後述するとして、私たちの間近に迫る"放射能汚染危機"の話から始めたい。
 机のひきだしの中から謎のガラス瓶、産業廃棄物の倉庫内からは正体不明のポリ容器が見つかった。場所は、東京農業大学世田谷キャンパス(東京都世田谷区)。昨年初めのことだった。瓶に貼られたラベルに「酢酸ウラニル」と書いてあった。
 酢酸ウラニルはウラン化合物の一種で、かつて、電子顕微鏡で核質観察をする際などの染色剤として使われていた。
「約1千人の全教員に聞いたが、いちばん古い1973年からいる先生も使ったことがないということで、詳しいことはわかりませんでした。試薬としていまは酢酸ウラニルを使わないので……」(長谷場秀道・施設部長)
 謎のガラス瓶は他の研究室のキャビネットや、試薬棚からも見つかった。
「瓶は16本ありました。ポリ容器はビニール袋に包まれていて、産業廃棄物倉庫の中に無造作に置かれていました。中身がなんだかわからず、学内のアイソトープセンターに確認を依頼しました」(長谷場部長)
 中身は、ウランだった。
 結局、キャンパス内からは、合計で325グラムの天然ウランと9グラムの劣化ウランが見つかった。かなり以前から放置されていたものだという。キャンパスは、小田急線の経堂-千歳船橋間にある。周囲には私立高校や公立小・中学校、保育園が並んでいる。危険性はないのか。
 矢ケ崎克馬・琉球大学名誉教授は、
「ウラン化合物から出るアルファ線はごく短い距離しか届かないので、外部被曝を心配する必要はほとんどありません」
 と語る一方で、内部被曝の危険性をこう指摘する。

「瓶の中の液体がガス化して粒子が空気中に放出されると、それを吸い込んで被曝する可能性があります。ウランの粒子は体内に入るとアルファ線を出し続け、遺伝子の変成や、細胞破壊をするのです」
 東京農業大学の例は、レアケースではない。
 市営住宅やマンションが立ち並ぶ一角にある大阪市立大学(大阪市住吉区)でも、05年に、試薬瓶入りの酢酸ウラニル一(10本)と硝酸ウラニル(9本)の計650グラムのウランのほか、核原料物質であるウラン鉱石2個(約270グラム)などが見つかった。
 大阪市立大学で放射性物質の管理を担っている平澤栄次教授はこう話す。
「過去に研究で使っていたウランを捨てるに捨てられず、学内のあちこちに試薬瓶で残していました。一つひとつは微量でしたが、かき集めるとかなりの量になってしまった。現在は『核燃料物質貯蔵施設管理委員会』という組織も作り、厳重に管理しています」
 核燃料物質を管理する文部科学省は05年と09年、放射性物質の使用許可を受けた事業者に対して、届け出漏れがないかを調べるために一斉点検を実施した。
 すると、所在不明になったものを合わせて、08年から現在までに20件以上も、新たに放射性物質が見つかっている。物質は、ウラン、セシウム、ストロンチウム、ラジウム、コバルトなどのおどろおどろしい名前が並ぶ。
 場所は、企業、大学、病院が多いが、東京都港区の個人宅からはポリ容器に入ったトリチウム、プロメチウムが見つかったケースもあった。前述のように、
中には、保管段階で密閉などされていない"放置"状態のものも多かった。
 文科省担当者によると、放射線障害防止法ができたのは1957(昭和32)年で、それ以前に購入された放射性物質は届け出されていないことがある。また、長い間に保管場所が移動して、
所在不明になることもあるという。
「我々の間では、事業所からウランなどが突然見つかることを、どこからともなく水が湧いてくる様子に似せて
『湧き出し』と呼んでいます」(文科省担当者) 
 新たに見つかる放射性物質を、ふんだんにある水に例えること自体、管理が行き届いていない現状を認めているようなものだ。


●約半世紀も放置された放射能汚染

 全国に「湧き出し」の例は後を絶たない。放置されていた放射性物質が原因で、敷地内が"放射能汚染"されたケースもある。
 07年6月、住友軽金属工業の名古屋製造所(名古屋市港区)から、
①硝酸・酢酸ウラニル(ウラン量で144グラム)
②塩化・硝酸トリウム(トリウム量で26グラム)
③棒状の天然金属ウラン(6.2キログラム)
④ペレット状の天然金属ウラン(3・95キログラム)
 などが見つかった。
 同社の安全衛生室長によると、硝酸ウラニルや塩化トリウムなどの薬品(①と②)は試薬瓶入りで、毒劇物等の保管庫にあった。
天然金属ウラン(③と④)は、実験室の片隅でプラスチックケースや鉄缶に収められた状態だったという。
「人の目に触れないところにひっそりと置かれていました。弊社の敷地では、昭和30年代に当時親会社の住友金属工業が核燃料に関する研究をしていたことがあり、そのときに研究で使っていたものが一部残っていたと推測しています」(前出の安全衛生室長)
 とりわけ、トリウムは、
「ガンマ線を放出するので、保管状態が悪いと、外部被曝する可能性がある」
(前出の矢ケ崎氏)
 というから危険だ。
 さらに、会社が調査すると、放射能汚染された場所が見つかった。驚きなのは、汚染場所は、ウランが見つかった場所とは、まったく別の建物だったことだ。
 汚染濃度は、建物内の床面で最大16マイクロシーベルト毎時、建物外も最大1・1マイクロシーベルト毎時。早ければ、昭和30年代から約半世紀もの間、放射能汚染が放置されていたことになる。
 会社側は慌てて建物を立ち入り禁止にしたが、それまでずっと研修などでこの建物を使っていた。汚染された建物に出入りしていた従業員を特定し、健康診断をしたところ、異常はなく、外部被曝の線量は、最大でも年間約21Oマイクロシーベルトで、健康上問題なしと判断したという。
 今回、現場を取材すると、担当者が口をそろえるフレーズがある。これだ。
「国が『直ちに影響はない』と言っているから大丈夫」

 だが、低線量の放射線を長期間にわたって浴びる危険性の研究を続けてきた肥田舜太郎氏(元全日本民医運理事)はこう言う。
微量の放射線を浴びても、人体の防衛機能が働くから大丈夫というのは間違いです。広島、長崎の被爆地で、多数の内部被曝者を診てきましたが、数カ月後から数十年後に発症した『ぶらぶら病』は、低線量放射線の影響と考えるのが最もよく説明できます。検診で異常は見つかりませんが、疲れやすい、根気がないなどの症状が続くのです」
 東日本大震災後、「国の楽観的見通しはウソだ」とわかった。そのことは、福島原発の爆発後の汚染実態を見れば明らかだ。


●首都圏には住めなくなる「重大危機」

 いよいよ、冒頭に述べた"重大危機"の語である。
 ご存じのとおり、3月11日の東日本大震災の直後、千葉県市原市のチッソ石油化学五井製造所と隣接するコスモ石油干葉製油所で、液化石油ガスタンクが燃える大火災があった。
 コスモ石油で火災が起きた直後、
「有害物質が雨などとともに降るので注意」という内容のチェーンメールがインターネット上に出回つた。これに対し、会祉側は「LPガスの燃焼によって発生した大気が人体へ及ぽす影響は非常に少ない。有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降るという事実はありません」と打ち消した。結局、このチェーンメールは流言飛語として扱われた。
 しかし、である。
 鎮火に10日を要する大火事の炎は隣のチッソ石油化学へ延焼し、保管倉庫を焼いた。その倉庫に保管されていたドラム缶33本は辛うじて難を逃れたが、ドラム缶の中には総量765キログラムの金属が入っていた。
 その金属とは。
 
劣化ウランだった。
 消火にあたった消防署員はこう話す。
「ガス濃度が高く、現場に人れたのは鎮火後でした。保管倉庫はほぽ全焼で、ドラム缶を囲う鉄板は変形し、コンクリートは変色していました。ドラム缶の上には、焼け落ちた倉庫の屋根の破片が落ちていました」
 もし、劣化ウランが燃えたら、どうなったのか。
「劣化ウランは燃えやすく、粉塵になる。吸い込むと粒子が気道に沈着し、アルファ線が細胞を破壊する。もし免疫細胞が破壊されると、人体に重大な影響を与える」(劣化ウラン研究会の山崎久隆代表)
劣化ウラン弾が燃えた後には、直径1マイクロメートルの微粒子に1兆個の原子がある(矢ケ崎氏)
 ドラム缶に火が燃え移るか、焼け落ちた屋根がドラム缶を突き刺していたら、燃焼でウランの微粒子が飛び散り、風に乗る。首都圏を中心に、取り返しのつかない放射能汚染をひき起こしていたことは間違いない。
 そもそもこの劣化ウランは、チッソ石油化学が工業用ガス製造用の触媒として過去に使用していた。しかし、文科省には保管している事実を報告しないまま、2005年6月に「湧き出し」の扱いで、急遽届け出ていたものだった。
 チッソ石油化学の担当者は、こう説明する。
「劣化ウランは放射線量も低く抑えられている」
 だが、そんな危険な核物質が、ひとたび燃えだせば消し止めることさえ困難な石油タンクのそばに置いてあった事実は重い。


●「十分な情報公開」と言えるのか

 本誌の取材で、ウラン化合物などの核燃料物質を含む低レベル放射性廃棄物を保管している研究施設は全国に195カ所あることがわかった。
 文科省は、全事業者から報告を受けているが、事業者が提出する報告書には物質名を記入する義務がない。そのため、どんな核物質が保管されているのかわからないケースが多い。つまり、A事業所は放射性廃棄物を持っている。だが、何の物質かは知らない――これが、この国の放射性廃棄物の管理実態なのだ。
 今回、本誌は、研究施設で1トン以上の放射性廃棄物を持つ首都圏の26事業所に対し、所持する放射性物質の種類や使用目的などを取材した。中には、
「カメラに使う光学ガラスにかつてトリウムを混ぜていた」(住田光学ガラス)
「タングステンを製造する過程でトリウムを添加している」(東芝マテリアル)
 と回答する企業もあったが、多くの事業所からは明確な答えはなかった。
 文科省担当者はこう話す。
「いろいろな汚染物質が混ざり合っているケースが多く、それが何の物質なのか特定できない。実際、ウラン、劣化ウラン、トリウムのうちのどれかでしょう」
 あまりに不十分な管理体制を、文科省に問いただすと、担当者はこう答えた。
「廃棄物を保管する管理区域内で3ヵ月間の上限が1.3ミリシーベルト、周辺監視区域で年間1ミリシーベルトという放射線量の上限を各事業所は守っている」

 これは、答えになっていない。放射線量を管理しているとはいえ、これは地震や災害のない平穏時の話。保管庫の建屋についての耐火基準や耐震基準などはないのだ。
 前述のチッソ石油化学の保管倉庫も特に耐火設計されていなかった。07年の新潟県中越沖地震では、東京電カ柏崎刈羽原発に保管されていた放射性廃棄物入りのドラム缶400本が倒れ、うち39本のふたが開いた。報じられてはいないが、被曝の危機は、私たちの間近に迫ってきている。
 さらに、疑問点がある。
 東京都内で廃棄物の量が多かったのは、東京工業大学の原子炉工学研究所(目黒区大岡山)の11トン東京大学大学院工学系研究科にある原子力国際専攻共同施設(文京区弥生)の3トン。ともに、廃棄物の中身は、研究用のウランとトリウムだった。
 奇妙なのは、放射性廃棄物の放射線量だ。東工大は文科省に対し、「Oメガベクレル」と報告している。
メガの千分の一に相当するキロベクレルに換算すれば線量の数値は表示されるはずだが、どの単位を使うかは事業者側に任されている。
 東工大の有冨正憲所長は、
「線量はほとんどゼロに近いためメガを使った報告を毎年踏襲している」
 というが、東大は「液体40キロベクレル」などと、キロベクレル単位で届けている。大学の施設は、私たちの生活の身近な場所にある。もっと丁寧な惰報公開の必要があるだろう。


●引き取り手がない「核のゴミ」

  放射性物質を扱う事業者は、研究や事業に使っているため、その結果として、次々と"核のゴミ"を生み出すというスパイラルに人っている。核物質は永遠に消えないわけだ。
 さいたま市にある三菱マテリアル大宮総合整備センターでは、
200リットルのドラム缶換算で3万910本の放射性廃棄物を抱えている。放射線量にすると38ギガベクレル。1秒間に380億本の放射線が出ている計算になる。同社の清水正夫所長補佐が説明する。
「以前、研究開発用に使用したもので、廃棄物の中身は、ウランやトリウムで汚染された土壌が7割で、残り3割は解体撤去した際の設備や作業服、靴などいずれも放射性物質で汚染されているものです。捨て場所がないので、03年に地下2階建ての保管庫を造り、厚さ4ミリの鉄板でできたコンテナ状の容器に詰めた上で保存しています」
 同社は安全性をPRするため、保管状態を公開する見学会を実施している。
 なぜ、これほどまでに、放射性物質が私たちの身近な場所に"放置"され続けているのか。答えは、捨て場所がないから、だ。病院などから出る「RI」と呼ばれる放射性同位元素のゴミ以外は、引き受け手がいない。放射性廃棄物を保管する事業者は、
「こんなもの持っていたくないが、どうすることもできない」
 と悲鳴を上げている。
 08年に原子力機構法を改正し、日本原子力研究開発機構が低レベル放射性物質の埋設処分をすることになった。日本原子力研究開発機構埋設事業推進センターはこう説明する。
「埋設処分の方法には、鉄筋コンクリート製の施設の中に埋めるピット型と、浅地中に埋めるトレンチ方式がある。これからドラム缶53万本の埋設処分場を造る計画ですが、場所がまだ決まっていない
 稼働は早くても2020年。まだまだ、核のゴミの増殖スパイラルは終わりそうにない。


●ウランは全国にばらまかれた?

 20~21ページの表を見て、「自分の身近には放射性物質はない」と安心した読者の方もいるだろう。しかし、安心するのは、まだ早い。
 本誌は新潟を訪ねた。
 
06年8月に県立柏崎高校の化学準備室から天然ウラン336グラムを含む硝酸ウラニルが見つかった経緯を取材するためだった。
 柏崎高校の担当教員はこう語す。
「定期的に不要な薬品を処分していますが、廃棄業者から『処理できない薬品がある』と連絡があって、ウランだとわかりました。授業で使ったこともないし、それ自体が放射性物質であるとは知りませんでした」
 廃棄業者が気づかないまま、焼却していたら……。廃棄方法によっては、放射能汚染を広げる可能性もあった。
 さらに、県教育庁保健体育課に話を聞いていると、担当者はこんなことを口にし始めた。
柏崎高校で放射性物質が見つかったのを受けて、県内の全校を調査したところ、最終的に高田高校、村上高佼、柏崎総合高校、加茂農林高校、新潟高校、三条商業高校、松代高校の7校で次々に放射性物質が見つかったんです。どうしてこれらの学校に保管されていたのかはわかりません」
 柏崎高校を含め、放射性物質が見つかった8校のう ち7校に、共通点がある。いずれも100年程度の歴史を持つ高校ということだ。
 8校は、核物質を含む薬品を一度も使うことのないまま、薬品棚などに保管していたという。
 関係者はこう話す。
「詳しい経緯はわかりませんが、こうした薬品類は第2次大戦中に、東京の大学から地方の高校に疎開してきたらしいのです」
 
空襲による放射能汚染を避けるための"薬品疎開"の疎開先が新潟だけだったはずもない。大戦中に、全国各地に放射性物質がばらまかれた可能性もある。
 ということは、全国各地の高校の教室の片隅に、ウランがあるという可能性もあるのだ。
 福島第一原発の爆発で、私たちは放射能汚染の恐ろしさを実感している。しかし、"危険の発生源"は原発だけではない。これまで楽観視してきた放射性物質の管理体制を、大きく見直すべき時期にきている。

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<転載終了>




【小沢一郎氏の支持拡大ツールです】

下記データを印刷あるいはメール送信などにて、友人・知人・ご家族などにお渡しいただき、小沢一郎氏の支持拡大にご利用ください。

小沢一郎氏の決意表明「私には夢がある」 全文
1009141 1009142

※昨年9月14日民主党代表選挙当日のものです。これを知らない国民が多いのです。
PDFファイルのダウンロードと印刷 ⇒ http://bit.ly/e8fVSx
※印刷は両面印刷でどうぞ。

検察審査会の疑惑と起訴議決について~小沢一郎の正論
(民主党倫理委員会への小沢氏の主張)
1102221 1102222
PDFファイルのダウンロードと印刷 ⇒ http://bit.ly/hBJaIo
※印刷は両面印刷でどうぞ。

 

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■必読! 民主党・小泉俊明議員による「小泉竹中売国政治の総括」

2010年(平成22年)2月9日の衆議院予算委員会での質疑から全文掲載

■必見!必読! 緊縮財政・増税論に騙されるな!消費税増税の必要はない!

   (平 成22年2月24 日 衆議院予算委 員会公聴会から)

▽二宮厚美・神戸大大学院教授
「今 こそ垂直的な所得再分配の再構築で経済復興・格差と貧困の是正・財政改革を」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

▽菊池英博・日本金融財政研究所所長
「経済のイ ロハを知っていれば考えられない旧政権によるデフレ下の緊縮財政」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

▽下地幹郎(国民新党) [消費税に関する質疑]
「旧政権では国民から徴収する消費税が、財 界のための法人税減税の財源に使われていた」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

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2011年5月 4日 (水)

「福島の子供たち緊急疎開のすすめ」 ~ 生きるため、子どもたちのために ~

mixiの、いとなんさんの日記 で知りました。
「NPO法人チェルノブイリへのかけはし」  さんが、福島の子供たちを守るための緊急疎開を提言されています。
http://www.kakehashi.or.jp/?p=2777

全国に54基の原発を持つ私たち日本人みんなが考え、取り組むべき課題だと思います。
子どもたちの緊急疎開を訴える記事の全文と、その後同HPに掲載された関連記事を引用します。
(脱字や誤記と思われる点を修正し、改行を入れました。)


<引用開始>


明るい光
 5月 2nd, 2011

福島県内の父母や大人たちのグループが結成されたとのこと。
「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」

行政は日本中からの避難の受け入れを希望がないと、ことわっちゃっていたらしい。
北海道各自治体も、「人気無いらしい」としょげていました。

そこで親たちが日本全国からの援助の申し出を受けて、子供達を県外に出すためにコーディネートしていく
と。
恐ろしいほどのバッシングが待ち受けていることでしょう。

私たちが、放射能カウンターを持っていわき市の知人宅を尋ねた時も、ご主人がすごい剣幕で怒ってました。
小さい子どもたちを避難させてほしいというお願いをしに行っていたのですが
「みんなに怖い思いをさせにやってきた!」その声は、部屋という部屋の空気を振動させ、福島県のおっとうやおっかあのみんなを代表しているようでした。

若いお母さんたちが夫や親たちに反対されていると聞けば、そのシーンを思い出します。
なんとか、「政府が若い親たちの不安を説得してなだめて鎮めてくれたら」、「前の生活に早くもどりたい」などという老人たちの願いは、若い命に対する犯罪に近づいていく。無知ゆえの。そして、老人たちの身体が異変を感じるには相当の時間が必要。
自分が大丈夫だから大丈夫と思っている。

福島県内のグループの方もおっしゃっていましたが、
「夏休みまでこのままの状態だったら子供達は危ない」
まったく同感です。

だって、福島県人が大切にしてきた家族の絆や伝統をざっくり切り離そうとしているのは、私たちではない。
放射能です。

どんなにガマンしろと吠えたって、放射能は何十年も何百年も、何万年も生き残る。
ヨウ素だって、8日で半分に消えてなくなるわけじゃない。生体に入ったらもっと長くある。誰も言わない。

20年前、チェルノブイリの子供の保養を始めようとしたとき、そりゃもう大反対の嵐でした。
「砂に水をまくようなものだ。やってもしょうがない」
「子供の身体に入った放射能が出ていくわけがない!」(当時はそういう科学力でした)
「全員をつれてこれないなら差別だ」

どうでしょう?なんて恐ろしい言葉の連続ではありませんか。
愛がない。あなたなら、そこに滞在しますか?一分、一秒たりともいやでしょう?
そこに子供達を放置する。

これは、日本人全体につきつけられている問題なんです。

校庭だけが汚染されているわけじゃないでしょう?そのエリア一帯、子供達がウロウロ歩けない汚染地でしょう?
そこで、子供や若い親たちが病気になったらどうするの?

家や土地を汚染されたら、無価値になるんです。チェルノブイリでたくさん見てきました。
ここにいたら病気になると気づいた人から自費で、移住をしていくはずです。

おかしいでしょ?
「あんたたち、怖いなら勝手に逃げなさいよ、政府は安全と言っているんです!」(『補償はでませんから』)と言っているのと同じなんです。
福島市と郡山市、二本松市の人たちをみんな移動させることができないと、政府は思い込んでいる。

でもやらなくちゃいけない。原子力産業がぶっつぶれようが知ったこっちゃない。
今、日本中のエネルギーを総動員して、緊急疎開させなければ、本当に後悔することになります。
日本中で取り組んだらできる。

そして、明日、他の原発の近くの地域で、自分たちに起こるかもしれないこと。
私たちの生命と財産をざっくり奪い取ることができる原発をさっさと止めて、地震が来る前に燃料棒様を冷やして置かなければいけない国だとわかったのではないでしょうか?

今日、福島県の方達が国と交渉すると言っていました。
まずは、それが無事に終わるように、交渉が行われるように祈ります。

この世界、その交渉さえ断られるようなことは山ほどです。
がんばれ、福島の人たち。

汚染のないところにでておやすみなさい。静かに細胞を修復させましょう。
チェルノブイリの子供達の保養だって、ちゃんと放射能が身体から出ていきましたよ。
子供は放射能を蓄積しやすいがでていくのも早い、35~50日、大人は100日前後必要。

これはあくまでチェルノブイリの汚染のベラルーシ共和国の科学アカデミーのお話(15年ほど前にわかっていた)。
放射能から離れれば、DNAの修復のスピードも早くなる。
ペクチンの多いくだものを、お腹の空いたときに!食べてください。
今までのすべての常識やしきたりを捨てて、役所の壁も乗り越えて子供達を守るときです。


アメリカ医師の見解の相違  5月 3rd, 2011

こんなところに2年いたら子供は100人に一人癌>>

日本の政府は総辞職しなされ。世界中からのひんしゅく。いずれ黙っていられない良心の医師たちのコメントが続出するはず。
どこを向いていたのか。
もう言い訳はいりません。

福島で活動されている方から子供達の目の下にクマが入っているという連絡がありました。
ぐっと深い長いクマが入っていたら、甲状腺が悲鳴をあげています!
一刻も早く避難させて。
チェルノブイリの子供達は、小さい時からみんなクマが入っているから、自分たちはそういう人種だと思っていた。

さて、長崎のY教授、アドバイザーとしてもう、失格です。「幼稚園以上の子供ならオーケ」って、やぶどころの話ではない。
飯舘村でもいい加減なことばかり。もうもう辞任願います。
長崎の原爆で犠牲になられた方にどうやって、顔を向けるというのでしょう。
安全だという根拠が何も無いのに!

先生、こっちを見てください。子供たちを。ベラルーシの大人たちだって甲状腺障害になっていましたよね?
先生はテレビで「大人はならない!」とおっしゃっていました。先生、もうぼけちゃったのかと思いましが、あちらの科学者みんなが甲状腺障害になっていたはずです。事故直後汚染地に入って調査を始めたので。

日本では全然、始まる気配がありません。
先生が、長崎の金看板だして、みんなをけちらしているからだと思います。悲しいです。

注:長崎のY教授とは山下俊一教授のことです。この人物については改めて取り上げたく思います。
http://alcyone.seesaa.net/article/199129985.html


もう二度と後悔したくないから
 5月 4th, 2011

~前略~

チェルノブイリでも、「これは放射能のせいじゃないよ、風土病だよ」とヒロシマの医者が言えば、国連の医師たちは納得した。ちょっと考えたらすぐに非科学的なことだとわかりますよね?素人の私たちにだって。

その後、事故後3年~5年に小児甲状腺癌や癌にいたらないけどわけのわからない病気が多発していたけれど、国連は助けませんでした。
しかし、嘘も百編言うと本当になるで、被害を小さくしたい旧ソ連とタッグを組んで、本当に、被害者の数はどんどん小さく見積もられていきました。

もう10年も前からベラルーシでは、「放射能はなくなった」という大統領令が出され、放射能のホの字も言えない。
ヒロシマの金看板をおろせなかった。

そして、チェルノブイリで止められなかったことがまた始まっている。
今、日本のフクシマで、ナガサキの医師(注・山下俊一教授)が、「放射能はぜんぜん怖くない」と安全を振りまいています。
ここまでこの日本でやるのか。しかし、多くの福島県の方々が「安全を信じる根拠」になってしまった。

ヒロシマ・ナガサキの金看板。人の苦しみがわかるはず、という私たちの思い込み。人を肩書きで観るクセにつけこまれている。

~以下省略~

※是非、http://www.kakehashi.or.jp/?p=2816 にアクセスし、この続きをお読みください。

<引用終了>



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小沢一郎氏の決意表明「私には夢がある」 全文
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検察審査会の疑惑と起訴議決について~小沢一郎の正論
(民主党倫理委員会への小沢氏の主張)
1102221 1102222
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「今 こそ垂直的な所得再分配の再構築で経済復興・格差と貧困の是正・財政改革を」
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「経済のイ ロハを知っていれば考えられない旧政権によるデフレ下の緊縮財政」
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文科省(SPEEDI)の試算から~幼児の内部被ばく線量が酷く、妊婦と乳幼児が住める地域は福島にはないように思えてしまいます。

内閣官房参与を辞任した小佐古敏荘(こさこ としそう)氏は、辞意表明の中で"小児の甲状腺の等価線量公開"について、下記のように発言 されました。

「初期のプリュームのサブマージョンに基づく甲状腺の被ばくによる等価線量、とりわけ小児の甲状腺の等価線量については、その数値を20、30km圏の近傍のみならず、福島県全域、茨城県、栃木県、群馬県、他の関東、東北の全域にわたって、隠さず迅速に公開すべきである。さらに、文部科学省所管の日本原子力研究開発機構によるWSPEEDIシステム(数10kmから数1000kmの広域をカバーできるシステム)のデータを隠さず開示し、福島県、茨城県、栃木県、群馬県のみならず、関東、東北全域の、公衆の甲状腺等価線量、並びに実効線量を隠さず国民に開示すべきである。」

後ほど、上記発言にある甲状腺の等価線量などについてデータをご紹介しますが、その前に、少し放射線の専門用語を知識習得しておいたほうが良さそうです。

プリュームやサブマージョンについては調べて読んでみたものの、特にサブマージョンについては、定義付けの解説が意味不明で私には全く理解不能であるため省略し(笑)、なんとなく理解できた等価線量について、私の理解した通りに記しておきます。


▼等価線量 (とうかせんりょう)

放射線には様々な種類があり、ヨウ素(ヨード)、セシウム、ストロンチウム、クリプトンなど多様です。そしてそれぞれが持つエネルギーも当然異なります。
等価線量というのは、これらエネルギーの異なる何種類もの放射線から人体が受ける影響について、同じ尺度で表すために導入された概念だということです。
等価線量は、人体が放射線から受ける影響の度合いを数値化したもの、と定義づけられます。

放射線が及ぼす人体への影響は、放射線の種類とエネルギー量によって異なります。放射線の種類にもとづく違いと、放射線が人体に与えるエネルギーの量を考慮しなければなりません。

等価線量(人体が受ける影響の度合い)は、人体に与えられる吸収線量(エネルギー量)に、放射線の種類にもとづく違いを考慮した係数(放射線荷重係数)をかけて算出します。

等価線量=吸収線量(エネルギー量)×放射線荷重係数

六号通り診療所の石原先生 が、このことを分かりやすく解説してくれています。

<以下、抜粋し引用>

等価線量というのは、たとえば1ベクレルの放射性ヨードに被曝したとすると、その放射線のエネルギーが、1キログラム当たり、ある組織にどれだけの影響を与えるか、ということを示した数値です。
元の単位はジュール/キログラムです。この数値は吸収線量×放射線荷重係数で、算出されます。

従って、甲状腺の等価線量というのは、甲状腺の組織1キログラム当たりに、その人が被曝した放射能が、どれだけの影響を与えるか、ということを示す数値、ということになります。
放射線の甲状腺に対する影響のみを考える場合には、この数値で議論すれば良いのです。

<引用ここまで>


▼実効線量(じっこうせんりょう)

これに関連し、小佐古敏荘氏が等価線量とともに公開を求める実効線量についても、同様に六号通り診療所の石原先生の解説を引用しておきます。

<以下、抜粋し引用>

ただ、放射線は勿論、甲状腺のみに影響を与える訳ではありません。

1ベクレルの放射能に被曝した時、個々の組織の放射線の影響を、それぞれ足し合わせた数値が、全身の放射線に対する影響、ということになります。
これが実効線量という概念です。

ただ、個々の組織の等価線量をそのまま加算すれば、それは当然全体の被曝量を超えます。等価線量という概念は、その放射線が甲状腺なら甲状腺のみに影響を与える、と仮定した場合の数値だからです。
従って、個々の臓器の放射線への影響の受け方を、重み付けして、それを合算して全身の被曝量になる、という計算を考えます。

この時の重み付けの数値が、組織加重係数です。

実効線量は等価線量×組織荷重係数です。

そして、甲状腺の組織荷重係数は、0.05なので・・・ (以下省略)

<引用ここまで>

ある放射線が特定の組織(単位重量あたり)に与える影響を数値化したものが等価線量です。ですから放射性ヨウ素が甲状腺に与える影響を考える場合は、等価線量を見ればよいわけです。
しかし同じ放射性ヨウ素でも、それが全身に与える影響を考える場合は実効線量を見る、ということになるわけですね。



それでは、原子力安全委員会のHP に掲載された、一歳児甲状腺の内部被ばく等価線量と、成人の外部被ばくによる実効線量をご紹介します。
ただし、ここにある数値はあくまでも「国が公開した数値」ですから、即ち「操作されて低めに設定された数値」であり、実態はこれよりも高い数値である、というのが私の考えです。

▼画像1 一歳児甲状腺の内部被ばく等価線量(3月12日~3月24日)
312_324_3
PDF ⇒ http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/0312-0324_in.pdf

▼画像2 一歳児甲状腺の内部被ばく等価線量(3月12日~4月24日)
312_424
PDF ⇒ http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/0312-0424_in.pdf

画像1と2では、一歳児の甲状腺に対する放射性ヨウ素の影響の度合いを地図上で見ることができます。3月12日から4月24日までの6週間で、凡例5の100mSv(ミリシーベルト)という線量域が、北は伊達市や飯舘村、南はいわき市と、南北40km地点まで拡大しています。

東大病院放射線治療チーム が、「胎児と乳児で、少なくとも10mSv(累積)以上の被ばくがないと、身体的な影響が生じない」と書いていますが、福島第一原発から南北40kmの範囲においては、事故発生以来6週間で胎児と乳児の年間許容量(累積)の10倍の放射性ヨウ素を被ばくしていることになります。

もしも妊婦や乳児がまだこの地域にいるようであれば、大至急、強制的に避難させなければなりません。
いや、40kmで100mSvなのですから、50mSvや10mSvの地域となると、更に広域にどこまでの範囲を考えればよいのでしょうか? しかもデータは国が間引きした数値の可能性が高いわけです。
福島第一から100km、或いは150kmあたりまでの妊婦と乳幼児を脱出させることを、考えるべきかもしれません。

とにかく小佐古敏荘氏が主張する通り、「小児の甲状腺の等価線量については、その数値を20、30km圏の近傍のみならず、福島県全域、茨城県、栃木県、群馬県、他の関東、東北の全域にわたって、隠さず迅速に公開すべき」です。
正しく迅速に情報公開してくれなければ、不安ばかりが募り、自己防衛しようにも国民は具体的に対策を取ることができません。

ヨウ素剤については、これまでに国からも自治体からも支給されていないようですが、遺憾です。ヨウ素剤や、或いは昆布だしなどから摂取できる善玉ヨウ素は、甲状腺が放射線ヨウ素を取り込んでからでは効果はありません。被ばくする前に摂取する必要があったのです。
特に、離乳するまでの乳児が摂るものは母乳、ミルク、水、麦茶などであり、昆布だしを口に入れることはありませんから、被ばくすることそのものを回避しなければならないと思います。

国も福島県も、本音は被ばくの人体実験をしているのではないかとまで思えてきます。私には彼らが計画殺人を遂行しているようにしか思えません。


▼画像3 成人の外部被ばくによる実効線量(3月12日~3月24日)
312_324_2
PDF ⇒ http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/0312-0324_ex.pdf

▼画像4 成人の外部被ばくによる実効線量(3月12日~4月24日)
312_424_2
PDF ⇒ http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/0312-0424_ex.pdf

核種名のI-131とI-132はヨウ素、Cs-137とCs-134はセシウムです。
いつも思うのですが、不思議です。東電も国も、公表する数値は殆どヨウ素とセシウムばかりです。データにストロンチウム、クリプトン、トリチウム、プルトニウムなど、他の核種をなぜ反映させないのでしょうか?

3月24日から4月24日までの1ヶ月間で、成人の外部被曝線量域は一歳児の内部被曝線量域よりも広範囲に拡大されています。4月24日時点では、北西方向の上限45kmで線量等値線が切れています。いったいどこまで1mSvの領域が拡大しているのか、不明です。
こちらも一歳児の内部被ばく等価線量と同様、小佐古敏荘氏の主張通り、福島県、茨城県、栃木県、群馬県のみならず、関東、東北全域にまで範囲を広げ公開すべきです。もちろん(期待できませんが)、間引きなしの実数値で。


また成人の内部被ばく線量も公開すべきですし、福島県の学校の安全基準を20mSvに引き上げておきながら、小中学生のデータもありません。小中学生の外部被ばくと内部被ばくの線量、両方が必須だと私は思います。特に甲状腺の等価線量公開は焦眉の課題です。



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2011年5月 1日 (日)

内閣官房参与を辞任した御用学者・小佐古敏荘氏と、抗議も辞任もせず政府に居座る計画的殺人実行犯たち

4月29日、東京大学大学院教授(放射線安全学)の小佐古敏荘(こさこ としそう)氏 が内閣官房参与を辞任しましたが、原発推進派で御用学者である小佐古氏が、今回なぜ政府に抗議し棺直人への助言役という要職を辞任したのでしょうか。

今後、小佐古氏の言動を観察すればその答えは得られると思いますが、現時点では「小佐古氏にも良心があり、その良心が、彼に初めて国民の立場に立つ行動を起こさせた」ものと、私は受け取ることにしました。

小佐古氏は、「年間20ミリシーベルト近い被ばくをする人は原子力発電所の放射線業務従事者でも極めて少ない。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたい」と主張されました。しかし実は、小佐古氏は過去の原爆症認定集団訴訟に国側の証人として出廷し、国の主張に沿った証言を行ってきました。小佐古氏は国の原子力推進予算を貪る原子力ムラの御用学者だったのです。
原爆症に苦しむ市民の訴えを拒絶し、国の補償を極力抑制しようとの行動は、とても今ヒューマニズムを謳う学者と同一人物のものとは思えません。

ここで小佐古氏のことを肯定的に捉えるならば、「今回の福島第一原発の事故が彼にとって身近なところで起きたため、彼のヒューマニズムが覚醒、人道的立場から言動をするに至った」と、そのように受け止めることもできます。
私はその観点で小佐古氏のことを捉え、小佐古氏が今後も人道的立場から物事を見て判断する人物であるかどうか、彼の言動に注目していこうと思います。

私は人を評価する際、必ず過去ではなく現在を見ることにしています。(参考:http://bit.ly/hAJkUQ
小佐古氏が御用学者の立場から反原発の人道的活動に移行されるかどうかは、彼の今後を見なければ分かりませんが、現時点では政府の原発事故への対応を批判し、政府の要職を辞任するまでの抗議行動を起こしたという事実を、評価します。

翻って以下の者たち。
http://bit.ly/enCvwE

今回は新たに細野豪志も加わりましたが、彼らは彼ら自身の過去の実績を無にする行為(=国家反逆的行為)である、福島県での計画殺人を実行しようとしています。
許しがたい歴史に残るべき犯罪行為です。

細野豪志は、原子力ムラの原子力安全委員会を尊重するのだそうです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110430-00000006-jij-pol

校庭利用基準、変更せず=年間20ミリシーベルト―細野補佐官

時事通信 4月30日(土)0時46分配信
 細野豪志首相補佐官は29日夜、TBSの番組に出演し、辞任表明した小佐古敏荘内閣官房参与が甘すぎると批判した学校の校庭利用制限に関する放射線量の基準について「われわれが最もアドバイスを聞かなければならない原子力安全委員会は年間20ミリシーベルトが適切と判断している。政府の最終判断だ」と述べ、変更しない方針を示した。
 同時に「通っているお子さんや親御さんの気持ちがあるから、(被ばく量を)できるだけ下げる努力を当然すべきだ」と強調した。 

もし彼らに小佐古氏のような良心があるならば、文部科学省の役人に国民を守る正しい指導を行い、官邸にも抗議、役職も辞任するといった行動をとるべきですが、全くそのような言動は見受けられません。

改めて、計画殺人実行犯たちを顔写真入りで掲載し、最後に、小佐古敏荘氏の辞意表明を全文転載します。


内閣総理大臣補佐官 細野豪志
衆議院議員 当選4回 静岡5区
Photo_9    

文部科学大臣 髙木義明   
衆議院議員 当選7回  (原爆を落とされた)長崎1区
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文部科学副大臣    笹木竜三
衆議院議員 当選4回  福井1区 比例北陸信越
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文部科学副大臣    鈴木寛
参議院議員 当選2回  東京都選挙区
Photo_4

文部科学政務官    笠浩史
衆議院議員 当選3回  神奈川9区
Photo_5

文部科学政務官    林久美子
参議院議員 当選2回  滋賀県選挙区
Photo_6


<小佐古敏荘氏の辞意表明 転載開始>


平成23年4月29日

内閣官房参与の辞任にあたって 
(辞意表明)

内閣官房参与
小佐古敏荘


 平成23年3月16日、私、小佐古敏荘は内閣官房参与に任ぜられ、原子力災害の収束に向けての活動を当日から開始いたしました。そして災害後、一ヶ月半以上が経過し、事態収束に向けての各種対策が講じられておりますので、4月30日付けで参与としての活動も一段落させて頂きたいと考え、本日、総理へ退任の報告を行ってきたところです。
 なお、この間の内閣官房参与としての活動は、報告書「福島第一発電所事故に対する対策について」にまとめました。これらは総理他、関係の皆様方にお届け致しました。

 私の任務は「総理に情報提供や助言」を行うことでありました。政府の行っている活動と重複することを避けるため、原子力災害対策本部、原子力安全委員会、原子力安全・保安院、文部科学省他の活動を逐次レビューし、それらの活動の足りざる部分、不適当と考えられる部分があれば、それに対して情報を提供し、さらに提言という形で助言を行って参りました。
 特に、原子力災害対策は「原子力プラントに係わる部分」、「環境、放射線、住民に係わる部分」に分かれますので、私、小佐古は、主として「環境、放射線、住民に係わる部分」といった『放射線防護』を中心とした部分を中心にカバーして参りました。
 ただ、プラントの状況と環境・住民への影響は相互に関連しあっておりますので、原子炉システム工学および原子力安全工学の専門家とも連携しながら活動を続けて参りました。
 さらに、全体は官邸の判断、政治家の判断とも関連するので、福山哲郎内閣官房副長官、細野豪志総理補佐官、総理から直命を受けている空本誠喜衆議院議員とも連携して参りました。

 この間、特に対応が急を要する問題が多くあり、またプラント収束および環境影響・住民広報についての必要な対策が十分には講じられていなかったことから、3月16日、原子力災害対策本部および対策統合本部の支援のための「助言チーム(座長:空本誠喜衆議院議員)」を立ち上げていただきました。まとめた「提言」は、逐次迅速に、官邸および対策本部に提出しました。それらの一部は現実の対策として実現されました。
 ただ、まだ対策が講じられていない提言もあります。とりわけ、次に述べる、「法と正義に則り行われるべきこと」、「国際常識とヒューマニズムに則りやっていただくべきこと」の点では考えていることがいくつもあります。今後、政府の対策の内のいくつかのものについては、迅速な見直しおよび正しい対策の実施がなされるよう望むところです。


1.原子力災害の対策は「法と正義」に則ってやっていただきたい

 この1ヶ月半、様々な「提言」をしてまいりましたが、その中でも、とりわけ思いますのは、「原子力災害対策も他の災害対策と同様に、原子力災害対策に関連する法律や原子力防災指針、原子力防災マニュアルにその手順、対策が定められており、それに則って進めるのが基本だ」ということです。

 しかしながら、今回の原子力災害に対して、官邸および行政機関は、そのことを軽視して、その場かぎりで「臨機応変な対応」を行い、事態収束を遅らせているように見えます。

 とりわけ原子力安全委員会は、原子力災害対策において、技術的な指導・助言の中核をなすべき組織ですが、法に基づく手順遂行、放射線防護の基本に基づく判断に随分欠けた所があるように見受けました。例えば、住民の放射線被ばく線量(既に被ばくしたもの、これから被曝すると予測されるもの)は、緊急時迅速放射能予測ネットワークシステム(SPEEDI)によりなされるべきものでありますが、それが法令等に定められている手順どおりに運用されていない。法令、指針等には放射能放出の線源項の決定が困難であることを前提にした定めがあるが、この手順はとられず、その計算結果は使用できる環境下にありながらきちんと活用されなかった。また、公衆の被ばくの状況もSPEEDIにより迅速に評価できるようになっているが、その結果も迅速に公表されていない。

 初期のプリュームのサブマージョンに基づく甲状腺の被ばくによる等価線量、とりわけ小児の甲状腺の等価線量については、その数値を20、30km圏の近傍のみならず、福島県全域、茨城県、栃木県、群馬県、他の関東、東北の全域にわたって、隠さず迅速に公開すべきである。さらに、文部科学省所管の日本原子力研究開発機構によるWSPEEDIシステム(数10kmから数1000kmの広域をカバーできるシステム)のデータを隠さず開示し、福島県、茨城県、栃木県、群馬県のみならず、関東、東北全域の、公衆の甲状腺等価線量、並びに実効線量を隠さず国民に開示すべきである。

 また、文部科学省においても、放射線規制室および放射線審議会における判断と指示には法手順を軽視しているのではと思わせるものがあります。例えば、放射線業務従事者の緊急時被ばくの「限度」ですが、この件は既に放射線審議会で国際放射線防護委員会(ICRP)2007年勧告の国内法令取り入れの議論が、数年間にわたり行われ、審議終了事項として本年1月末に「放射線審議会基本部会中間報告書」として取りまとめられ、500mSvあるいは1Svとすることが勧告されています。法の手順としては、この件につき見解を求められれば、そう答えるべきであるが、立地指針等にしか現れない40-50年前の考え方に基づく、250mSvの数値使用が妥当かとの経済産業大臣、文部科学大臣等の諮問に対する放射線審議会の答申として、「それで妥当」としている。ところが、福島現地での厳しい状況を反映して、今になり500mSvを限度へとの、再引き上げの議論も始まっている状況である。まさに「モグラたたき」的、場当たり的な政策決定のプロセスで官邸と行政機関がとっているように見える。放射線審議会での決定事項をふまえないこの行政上の手続き無視は、根本からただす必要があります。500mSvより低いからいい等の理由から極めて短時間にメールで審議、強引にものを決めるやり方には大きな疑問を感じます。重ねて、この種の何年も議論になった重要事項をその決定事項とは違う趣旨で、「妥当」と判断するのもおかしいと思います。放射線審議会での決定事項をまったく無視したこの決定方法は、誰がそのような方法をとりそのように決定したのかを含めて、明らかにされるべきでありましょう。この点、強く進言いたします。


2.「国際常識とヒューマニズム」に則ってやっていただきたい

 緊急時には様々な特例を設けざるを得ないし、そうすることができるわけですが、それにも国際的な常識があります。それを行政側の都合だけで国際的にも非常識な数値で強引に決めていくのはよろしくないし、そのような決定は国際的にも非難されることになります。

 今回、福島県の小学校等の校庭利用の線量基準が年間20mSvの被曝を基礎として導出、誘導され、毎時3.8μSvと決定され、文部科学省から通達が出されている。これらの学校では、通常の授業を行おうとしているわけで、その状態は、通常の放射線防護基準に近いもの(年間1mSv,特殊な例でも年間5mSv)で運用すべきで、警戒期ではあるにしても、緊急時(2,3日あるいはせいぜい1,2週間くらい)に運用すべき数値をこの時期に使用するのは、全くの間違いであります。警戒期であることを周知の上、特別な措置をとれば、数カ月間は最大、年間10mSvの使用も不可能ではないが、通常は避けるべきと考えます。年間20mSv近い被ばくをする人は、約8万4千人の原子力発電所の放射線業務従事者でも、極めて少ないのです。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは、学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたいものです。年間10mSvの数値も、ウラン鉱山の残土処分場の中の覆土上でも中々見ることのできない数値で(せいぜい年間数mSvです)、この数値の使用は慎重であるべきであります。

 

小学校等の校庭の利用基準に対して、この年間20mSvの数値の使用には強く抗議するとともに、再度の見直しを求めます。

 また、今回の福島の原子力災害に関して国際原子力機関(IAEA)の調査団が訪日し、4回の調査報告会等が行われているが、そのまとめの報告会開催の情報は、外務省から官邸に連絡が入っていなかった。まさにこれは、国際関係軽視、IAEA軽視ではなかったかと思います。また核物質計量管理、核査察や核物質防護の観点からもIAEAと今回の事故に際して早期から、連携強化を図る必要があるが、これについて、その時点では官邸および行政機関は気付いておらず、原子力外交の機能不全ともいえる。国際常識ある原子力安全行政の復活を強く求めるものである。

以上

<転載終了>



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▽二宮厚美・神戸大大学院教授
「今 こそ垂直的な所得再分配の再構築で経済復興・格差と貧困の是正・財政改革を」
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2011年4月27日 (水)

福島第一原発の汚染水処理 "仏アレバのシステムより20倍早く除染できる可能性" 開発者は金沢大学 太田富久教授

細野豪志が「原発の問題を抱えているこういう時だからこそ、一瞬たりとも権力の空白は許されない」と語ったそうです。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011042700911


いやいや、細野くん、それは違いますぞ。
昨年6月8日の棺直人総理誕生以来、日本では既に11ヶ月もの政治空白が継続しているのですよ。棺直人と仙谷、前原、枝野ら売国者たちが立ち上げたクーデター政権の存在そのものが、政治空白なのですよ。
だから日本の将来のためには、一刻も早く棺直人以下取り巻き連中を全員、日本の政治から追放しなければならないのです。もちろん、そのリストにはあんたも含まれてます。

以前は小沢幹事長の下、しっかりしてきたなと思い応援していたのに、なんだか細野豪志には・・・裏切られちゃいましたねぇ。

この棺直人クーデター政権の存在そのものが政治空白だとのフレーズ、いつだったか? たぶん、どこかで一言書いたように思うのですが、思い出せません。年齢と酒のせいですね(笑)。
まあ、この程度のことは思い出せなくてもいいのですが、自分がいつ、どの記事で、何を引用したか、どんなフレーズを書いたか、何を検証したか、それらのデータベースとまでは言わないまでも、せめてExcelでまとめる程度のことをしておけば、記事を書いたり考察したりする際に便利なのですが、わかっていても、できない私です(笑)。
グーグル検索よりは早く効率的だと思うので、自分だけの時間をまとめて1週間でも取れたら・・・いや、できないこと、あり得ないことを考えるのはやめましょう (^^;)。


本題に入ります。忙中閑人さん @bouchukanjin から頂戴した情報をご紹介します。
福島第一原発の汚染水処理の問題解決に向け、金沢大学の太田富久教授が、フランスのアレバのシステムより20倍早く除染できる可能性を持つ粉末を開発した、というニュースです。


実際に効果があるかどうかは、福島第一の汚染水を使って実験しなければ分からないとは思いますが、しかし、ここに書かれたことが本当に可能であれば、汚染水処理に大きな期待が持てると思います。

しかしながら、太田教授の開発した粉末を政府が採用するかどうかは、疑問です。
福島第一原発の事故は、サルコジ大統領が直接来日し、事故の収束と廃炉までの工程にアレバを起用するよう日本政府に売り込むほど、原発推進国フランスにとっての最重要問題でした。青森県六ヶ所村の核燃料再処理施設に技術を供与、技術者も常駐させるアレバとフランスは、国内電力需要の8割を原発に依存し海外にも原発を輸出しています。今回の福島の事故を機に、世界各国で原発政策の見直しも活発化するなか、フランスにとって福島は、なんとしても収束させねばならない国策上の最優先事項だったと思います。
そして当然、事故の収束から廃炉までにかかる莫大なカネを目当てに、棺直人へのバックマージンも提示しての取り引きも、陰ではあったと思うのが一般的な感覚だと思います。

最後の取り引きがあったかどうかには関係なく、旧政権から続く日本の原発推進政策には、フランスは深く関わってきています。そして今後も莫大なカネが絡んできます。
日本のため、世界のために、太田教授の技術が実証実験され活用されて欲しいですが、どうなることやら・・・


永田町ではようやく政局となってきましたが、一日も早く棺直人を引きずり下ろして欲しい。そして新政府の決断で、太田教授の開発した「除染粉末」を実証事件し、結果OKであれば汚染水処理に採用できるよう、望みます。


以下、ウォールストリートジャーナル日本版から当該記事と写真を転載します。

<転載開始>

2011/4/22 8:12

化学者が「福島原発の汚染水を浄化できる粉末を開発」
http://on.wsj.com/eRW5OF


仏原子力大手アレバが福島第1原子力発電所の放射性物質を含む汚染水の処理システムを提供することになり、これまで復旧作業の妨げとなっていた問題の解消が見込まれる。しかし、ある日本の化学者は、汚染水の除染が可能とされる粉末を1カ月足らずで開発したと発表。この粉末を使った場合、アレバのシステムより20倍早く除染できる可能性があり、そうなれば、最終的な目標である原子炉の安定的冷温停止に向けた作業が大幅に加速する。

1_20110421
汚染水の水位を示す防護服を着た作業員

この粉末を開発したのは金沢大学の太田富久教授。同教授によると、天然の鉱物と化学物質を混合した白い粉末は、汚染水に溶けた放射性物質を捕まえて沈殿させるという。1000トンの汚染水の場合では1時間で処理できる。一方、アレバの処理システムによる放射性物質の除去は1時間当たり50トンの汚染水。

2_20110421
太田富久教授とクマケン工業が開発した粉末

3_20110421
除染実験のために用意されたヨウ素とセシウムの混ざった水

4_20110421
粉末をかき混ぜて10分。セシウムとヨウ素がビーカーの底に沈殿

太田教授は20日のインタビューで、沈殿のスピードが全く違うので、非常に早い処理ができる方法だと語った。この技術は汚染処理を専門とするクマケン工業(秋田県)と共同で開発されたものだ。同社は2008年以来、太田教授の開発した粉末を利用している。

太田教授は1週間ほど前、この放射性物質除去粉末の開発を完了した際、東電と政府に連絡し、現在も協議が続いているという。この件に関して東電と政府のいずれからもコメントは得られなかった。

同教授はアレバのシステムとの差について、化学構造の違いを理由に挙げているが、アレバによる処理について詳細を得ていないことから、それ以上の推測はできないとしている。同教授の技術は実験段階では実証済みであるが、実際に工業応用として利用されたことはない。

太田教授の技術では、汚染水中の放射性物質は粉末に吸着された後に沈殿していく。そして濁った部分の放射性物質は水と分離し、容器の底に堆積する。分離した上澄み水は透明だ。実験では、放射性ではないセシウムを1~10ppmの濃度で溶かした水100ミリリットルに粉末を1.5グラムを入れた。(福島第1原発での放射性物質の濃度は約10ppm。太田教授の開発した粉末は100ppmの濃度まで処理可能だという。)同教授によると、この浄化処理は 10分で完了した。さらに数千トンの水を同時に処理する場合でも10分を大幅に超えることはないということだ。

太田教授は、放射物質をほぼ100%除去できると見ている。

太田教授の考えでは、アレバが採用したような汚染水処理施設が数カ所建設され次第、今回開発された粉末はすぐにでも福島原発での汚染水処理に利用できる可能性がある。実験では放射性物質が使われなかったが、化学的な性質は同じなので、実際に放射性物質の除去に使われた場合でも同じ結果が出ると、同教授は胸を張る。

この粉末の開発期間は1カ月足らずと非常早かった。ベースとなったのは、通常は工場付近で見つかる産業汚染物や金属汚染物の混じった汚染水を除染するために開発された類似粉末だ。太田教授はこの凝集剤の考案を6年前に始めた。マグネシウム、鉄、コバルトなどの重金属向けであったため、その化学成分は、放射性同位体のヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムにも応用できた。そして、同教授はこの凝集剤を微調整して今回発表した粉末を開発した。同教授は特許を理由に、正確な配合について開示しなかったが、原料は簡単に手に入リ、また供給量も豊富であると述べた。

太田教授はこれまで天然物質と環境汚染を専門に取り組んできたため、開発した製品が原発汚染で活用できるとは思っていなかったと語った。

<転載終了>



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2011年4月24日 (日)

【緊急】 オンライン署名 4/25(月)23:00まで ~ 子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求します

4月19日、政府は、福島県内の学校の安全基準について、大気中の放射線量が年間20ミリシーベルトを下回るとみられる場合は、通常通りの校舎や校庭の利用を認める暫定方針を決定したと発表し、文部科学省が福島県教育委員会や関係機関にこの決定を通知しました。

時事通信 (2011/04/20-00:43)
「年20ミリシーベルト未満は通常通り=福島の13校、屋外活動制限-学校の安全基準」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011041900812

文部科学大臣 髙木義明   
衆議院議員 当選7回  長崎県第1区
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文部科学副大臣    笹木竜三
衆議院議員 当選4回  福井1区 比例北陸信越
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文部科学副大臣    鈴木寛
参議院議員 当選2回  東京都選挙区
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文部科学政務官    笠浩史
衆議院議員 当選3回  神奈川9区
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文部科学政務官    林久美子
参議院議員 当選2回  滋賀県選挙区
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一体、この者たちは国民の命と健康を、子供たちの未来を、どのように考えているのでしょうか。私たちに見えるのは「将来、国の責任を問われた際、それを法的に回避するために基準値を緩和した」ことであり、水道水や農畜産物に対し行ったものと全く同じ対応です。

この者たちの頭には、国民の健康も命もなく、ただ自己保身と責任回避があるのみです。彼らは、国民のことなんてなんにも考えちゃあいません。
もともと官僚には自らの過失の責任をとるなどとという意識も、文化も、仕組みもありません。
そして現在の政府は、この無責任な官僚に全てを丸投げし、官僚に乗っかり、官僚と共に国民の血税を貪り、国民の命をも奪うところまで手を染めています。

私は、この者たちが霞ヶ関官僚とともに「殺人未遂」の確信犯であり、将来被爆によって子供たちが命を落とした際には(当然国は被爆によるとは認めませんが)、彼らは「殺人犯」で、しかも計画的殺人を犯したという重い事実を、忘れずに記憶し、伝え広めます。

今回の基準変更に積極的に関与した原子力安全委員会の委員も含め、彼ら全員が福島県に移住し、10年後、20年後に、自分たちの立てた新基準が正当かつ安全なものであったという立証をしてもらわねばなりません。是非、自分の子や孫たちを県内の学校に通学させ、自らも被爆しながら公務にあたることを望みます。


この、「年20ミリシーベルト」を子供たちに強要する殺人政府に対し、6つの団体が緊急声明と要請を政府に提出します。
連名可能な団体・個人は、4月25日(月)23:00(一次締め切り)までに、署名してください。


以下、原子力資料情報室から転載します。
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1093


<転載開始>

美浜の会、フクロウの会、グリーン・アクション、FoE Japan、グリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室の6団体は、下記のような緊急声明および要請を政府に対して提出します。連名可能な団体・個人は、4月25日(月)23時(一次締め切り)までに、下記よりご連絡ください。
http://blog.canpan.info/foejapan/daily/201104/23

--------------------------------------------------------------------

呼びかけ団体:グリーン・アクション、グリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室、福島老朽原発を考える会、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会、国際環境NGO FoE Japan
http://blog.canpan.info/foejapan/daily/201104/23


【緊急声明と要請】

子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求する

4月19日、文部科学省は、学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射線量の目安として、年20ミリシーベルトという基準を、福島県教育委員会や関係機関に通知した。この年20ミリシーベルトは、屋外で3.8マイクロシーベルト/時に相当すると政府は示している。
3.8マイクロシーベルト/時は、労働基準法で18歳未満の作業を禁止している「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)の約6倍に相当する線量を子どもに強要する、きわめて非人道的な決定であり、私たちは強くこれに抗議する。

年20ミリシーベルトは、原発労働者が白血病を発症し労働認定を受けている線量に匹敵する。また、ドイツの原発労働者に適用される最大線量に相当する。
さらにこの基準は、大人よりはるかに高い子どもの感受性を考慮にいれておらず、また、内部被曝を考慮していない。
現在、福島県によって県内の小・中学校等において実施された放射線モニタリングによれば、「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)に相当する学校が75%以上存在する。さらに「個別被ばく管理区域」(2.3マイクロシーベルト/時以上)に相当する学校が約20%も存在し、きわめて危険な状況にある。

今回、日本政府が示した数値は、この危険な状況を子どもに強要するとともに、子どもの被曝量をおさえようという学校側の自主的な防護措置を妨げることにもなる。
文科省は、20ミリシーベルトは、国際放射線防護委員会(ICRP)勧告Pub.109およびICRP3月21日付声明の「非常事態収束後」の基準、参考レベルの1-20ミリシーベルトに基づくとしているが、その上限を採用することとなる。
21 日現在、日本政府からは、本基準の決定プロセスに関しては、何一つ具体的な情報が開示されていない。また、子どもの感受性や内部被曝が考慮されなかった理由も説明されていない。文科省、原子力安全委員会において、どのような協議が行われたのかは不明であり、極めてあいまいな状況にある(注)。

私たちは、日本政府に対して、下記を要求する。

・子どもに対する「年20ミリシーベルト」という基準を撤回すること
・子どもに対する「20ミリシーベルト」という基準で安全とした専門家の
 氏名を公表すること


(注)4月21日の政府交渉で、原子力安全委員会は正式な会議を開かずに、子どもに年20ミリシーベルトを適用することを「差支えなし」としたことが明らかになった。また、4月22日、5人の原子力安全委員の意見とりまとめについて議事録は無かったと、福島瑞穂議員事務所に回答している。

(参考)
4月21日付ドイツシュピーゲル誌の20ミリシーベルト設定に関する記事(「文部科学省、子どもたちに対してドイツの原発労働者と同様の被爆限度基準を設定」)より、専門家のコメント
エドムント・レンクフェルダー(オットーハーグ放射線研究所)
「明らかにがん発症の確率が高まる。基準設定により政府は法的には責任を逃れるが、道徳的には全くそうではない。」

※参考情報:4月21日、文科省・原子力安全委員会との交渉報告(FoEブログ)
http://blog.canpan.info/foejapan/daily/201104/21

<転載終了>


次に、上記(注)にある通り、今回の20ミリシーベルトという数値撤回を求め、4月21日に市民が文部科学省と原子力安全委員会に交渉した内容が、OurPlanet-TVの映像で確認できますので、是非ご覧ください。

「子どもの安全基準、根拠不透明~市民の追及で明らかに」(OurPlanet-TV)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1012

映像と共に、出席した文部科学省と内閣府原子力安全委員会の担当者が、ほとんどの質問に回答することもできず、今回の数値決定に至るプロセスがデタラメであるとの印象です。
何も知らずに?この交渉に出席させられた文科省の若手官僚は惨めです。僅かでも、自分が公僕であるということを認識してくれたでしょうか?

この会議の概要も記事としてまとめられていますので、以下転載します。


<転載開始>

投稿者: ourplanet 投稿日時: 木, 04/21/2011 - 20:04

福島老朽原発を考える会をはじめ3団体の呼びかけで21日、文部科学省が児童の放射線許容量を年間20ミリシーベルトとする安全基準を出したことに関して、その数値を撤回するよう交渉を行った。出席した文部科学省と内閣府原子力安全委員会の担当者は、ほとんどの質問に対して回答することができず、子どもの安全基準の根拠が不透明であり、きちんとしたプロセスがとられていない可能性があることが明らかとなった。

交渉に出席したのは、文部省のスポーツ青少年局学校健康教育課や原子力安全委員会事務局などの係長クラス4人。文部省の担当者に対して、主催者側から「20ミリシーベルトが放射線管理区域よりはるかに上回るレベルであることを理解しているか」との質問に対し、「個人的に、放射線管理区域は存じていない」と回答。管理区域の線量レベルが年間5ミリシーベルトであり、労働基準法上18歳以下が働いてはいけないことになっていることや、20ミリシーベルトは原発労働者が白血病になった際、労災認定されるレベルであることなどを知らなかったことから、会場からは「そんなことを知らずに決めていたのか」との声があがり騒然とした。

また、20ミリシーベルトという安全基準を誰が決めたのかとの質問に対し、内閣府原子力安全委員会の事務局担当者は、19日に内閣府原子力安全委員会が「問題なし」と決定し、助言したと回答。しかし、5人の委員が会合を開いた事実はなく、また議事録も見たことがないという。更に、国の設定した20ミリシーベルトには食物などや土ホコリなどによる内部被ばくなどは含まれてないことがも判明し、再び会場は騒然とした。

1時間半近くにわたる政府交渉の結果、市民からは、子どもたちは既に校庭で遊び初めており、一刻も猶予がないとして、(1)20ミリシーベルトの基準を撤回して欲しい(2)少なくとも、20ミリシーベルトを安全とする根拠や審議の過程等が示されるまでは、20ミリシーベルトを撤回して欲しい、との提起がなされた。これに対し、政府交渉の調整にあたった福島瑞穂事務所は、すぐに入手可能な回答は今日21日の夕方までに、また新たに検討すべき回答は明日22日の午前10時までに回答を得るようにすると確約、政府交渉は終了した。

OurPlanetTVがこの模様をUSTREAM中継をしたところ1300人が視聴。出席した担当者がほとんど回答できないことに対して怒りのツイートが相次いだ。また、若い担当者しか出席しなかったことに対し、「なぜ責任者がこないのか」といった声が殺到。OurPlanetTVの事務所にも、「なぜ、文部科学省は責任者をよこさないのか」と怒りの電話が入った。

学校などの放射能汚染に関しては、原発震災復興・福島会議が福島県に対して、0.6μSV/h以上の学校の授業中止と学童疎開を求めて要望書を提出している。

http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/svh-652a.html
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
http://homepage3.nifty.com/fukurou-no-kai/
グリーン・アクション
http://www.greenaction-japan.org/
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
http://www.jca.apc.org/mihama/

<転載終了>



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110110

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2011年4月20日 (水)

「警察の権力で、棺直人を逮捕できないものですか?」「それが、できないんですよぉ~ m(_ _)m」

4月15日と16日に東電が公開した福島第一原発3号機と4号機の写真 ですが、みなさんはご覧になりましたか?ご覧になった方は、それらの写真を見てどのような感想を持ったでしょうか?

私たち国民が見て、3号機と4号機の何がどうなっているのかを具体的に理解できる写真ではないですね。東電はこれからもずっと、真実の公開はしないし、真実を見抜かれそうな情報提供はしない、ということなのでしょう。
この公開写真の中で私が注目したのは、4号機使用済み燃料プールの写真(毎日新聞記事:http://bit.ly/fEDrYm )です。

110416

4号機は、使用済み燃料プールがあったフロア(オペレーティングルーム)が破壊され、使用済み燃料プールのコンクリート壁があるはずのところには鉄骨しか見えませんし、建屋は燃料プール側(南側)の支柱もろとも上層部(オペレーティングルーム)の壁が吹き飛ばされています。
43_110327

4号機の使用済み燃料プールで起きたこの爆発は、原子炉格納容器が傾くほどまでの威力でした。
45_110327

これらのことは、これまでに公開された映像で確認できる のに、東電はよくも堂々と、青く水を湛えた美しいプールの写真を用意したものだと思っています。この写真が本当に現在の4号機の燃料プールならば、爆発した際の瓦礫も見えるはずですし、少なからずキズもあるものと思いますが、何とも信じがたい実にキレイな無傷のプールです。

この写真は、震災時に停止中で使用済み燃料プールが無事だった5号機か6号機で撮影したもの、もしくは他の原発か、4号機のものとしても事故以前の写真を使い手を加えたのではないかと、私には思えるのです。
4号機について、この続きは3号機とあわせ、改めて映像と画像を用いて検証したく思います。

東電の「嘘」は企業文化として育まれてきたものなのでしょう。そしてこの文化は、原子力安全・保安院や原子力安全委員会など原子力村の村民みんなと共有されているようです。1~3号機の炉心溶融も、今頃になって認めました。溶融は爆発前に既に起きていたでしょうし、だからこそ、その後の再臨界を防ぐために膨大な量の放水を続け汚染水を溢れさせているわけです。

初動でミスを連発し最初に嘘をついたものだから、その後も嘘を積み重ね、悪知恵を働かせては国民を騙すためのストーリー作りに苦心しているようです。嘘だと見抜かれてもそれでも嘘をつき続けるしかなく、惨めですね。東電幹部と原子力安全・保安院のご家族は、そんなご主人達を見て、辛く苦しい毎日を過ごされていることと思います。


この福島第一原発の問題については、避難指示も含めた地域住民への人命軽視の被爆対策や、原発周辺の津波犠牲者の捜索遅延も含めた政府の対応に対し、私は怒りと悲しみに暮れストレス増大、そのために免疫力が低下しています(笑えません)。


そんな中、前稿 でご案内した4月16日のデモで、とても明るい気持ちになれたことがあったので、そのことをご紹介したく思います。
私も運営委員として参加するはずであった「4・16 脱原発社会を作ろう!デモ」は、残念ながら仕事上の問題処理のため全く関わることができずに終わりましたが、次に行われた「野菜にも一言いわせて!さよなら原発デモ」には参加することができ、私も隊列に加わり反原発を訴え、歩きました。

そのデモ中に会話した警備の警察官との会話です。
シュプレヒコールの「原発いらない!」が「警察いらない」に聞こえたもので、ちょうど私の隣にいた警察官に話しかけました。


私:

「なんだか、警察いらないって聞こえませんか?」

警察官(以下、警):
「すみません、そういわれても仕方ないんで・・・」

私:
「(笑いながら頭を下げ)いやいや、とんでもないです、いつも本当にありがとうございます」
「でも、福島に行かれている機動隊の皆さんは、放射能のなか本当に大変ですよね」

警:
「私も行ってきました、帰ってきたところなんです」

私:
「・・・。 大変なお仕事、すみません、ありがとうございます」
「・・・でも、どうしようもないですね、棺直人」
「警察の権力で、棺直人を逮捕することはできないものですか?」

警察:
「(非常に残念そうに)それが、できないんですよぉ~ m(_ _)m (苦笑)」

私:
「くやしいですよね、棺直人と仙谷、枝野あたりは刑務所に入れたいですね!」
「このままじゃ、まだまだ死人が増え、国家も破滅してしまいますよぉ」
「あいつら、意図的に国家破滅を企んでるんじゃないですか?」

警:

「あは・・・(苦笑)」


とても優しく、気配りと心配りのある警察官(機動隊員)でした。
私の失礼な問いかけに対し怒りもせず、この方の言葉遣いや表情からは「職務中は無私で、と思いながらも心情を吐露してしまった」正直で誠実な人柄を感じました。

警察官(機動隊員)も一人の国民です。このように私たちと政府に対する怒りを共有する方が警察にもいるのだということを知り、とても勇気づけられました。
警察は権力ですが、そこに働く個々の警察官は日本国民なのだと、実感しました。

これからは個の「正しい思いと行動」、その結集が日本を動かしていくのだと、そのことを一人も多くの方に伝え共有したいと思います。



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「1.10 国民の生活が第一!デモ」のビラ(表)

110110

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小沢一郎氏の決意表明「私には夢がある」 全文
1009141 1009142

※昨年9月14日民主党代表選挙当日のものです。これを知らない国民が多いのです。
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検察審査会の疑惑と起訴議決について~小沢一郎の正論
(民主党倫理委員会への小沢氏の主張)
1102221 1102222
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これまで小沢一郎氏が主張されてきた「企業献金の廃止」を実現し、個人が政治家を支援することで国政に参加する政治を目指しませんか?
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寄付の額はご本人の意思でいくらでもかまいませんし、回数は、一回限りでも毎月の献金でも、或いは年払いでも、ご都合で判断してください。

※入会申し込みが多数殺到した場合、事務処理が遅延し、申し込み後に陸山会から振込先口座の案内が届くまで、時間を要する場合があります。


■必読! 民主党・小泉俊明議員による「小泉竹中売国政治の総括」

2010年(平成22年)2月9日の衆議院予算委員会での質疑から全文掲載

■必見!必読! 緊縮財政・増税論に騙されるな!消費税増税の必要はない!

   (平 成22年2月24 日 衆議院予算委 員会公聴会から)

▽二宮厚美・神戸大大学院教授
「今 こそ垂直的な所得再分配の再構築で経済復興・格差と貧困の是正・財政改革を」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

▽菊池英博・日本金融財政研究所所長
「経済のイ ロハを知っていれば考えられない旧政権によるデフレ下の緊縮財政」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

▽下地幹郎(国民新党) [消費税に関する質疑]
「旧政権では国民から徴収する消費税が、財 界のための法人税減税の財源に使われていた」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

■私たち国民の声を届けよう!

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2011年4月15日 (金)

4月16・17日 この週末は脱原発と棺直人退陣要求のための集会・デモ(東京・大阪・新潟)に参加しましょう 

みなさん、今週末・・・って、もう明日と明後日(4月16・17日)になってしまいましたが、脱原発、棺直人退陣を求める集会・デモが、東京、大阪、新潟で開催されます。
ご家族や友人、会社の同僚と一緒に、みんなで訴えませんか?

何を?
原発や棺直人に対し、いま思っていること、言いたいことです。

誰に?
棺直人、東電幹部、霞ヶ関官僚、御用学者、記者クラブたちに対して、そして、被災者の救援活動や被災地復旧に、福島原発事故の対応に、何も手を打たず自分たちの延命だけを考える棺直人と取り巻きたちへの不満を抱く市民、福島第一原発がもたらす深刻な事態を未だ理解できず、ただ漠然とした不安をもっている市民に対してです。



▼4・16 脱原発社会を作ろう! (東京)
菅首相は危機対応に失敗した責任を取れ!


○4/16 に明治公園を集合地点としてデモを行います。


テーマ:  脱原発社会を作ろう! 菅首相は危機対応に失敗した責任を取れ!

日時:   4月16日(土) 11:15集合 11:30出発

集合場所: 明治公園 上段(霞岳広場)

解散場所: 神宮通公園

※当日は流れ解散となりますが、神宮通公園では14:00から「野菜にも一言いわせて!さよなら原発デモ」の集会が行われます。(下記参照)
詳細は特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC) をご参照ください。


地図: http://bit.ly/g0A9XK




○3月11日の東北・東日本大震災での福島原発事故以降は、明らかに菅政権の初動の失敗による人災です。

4月8日付の報道によれば、3月11日の時点で、すでに原子炉の燃料棒が露出寸前にまでなり、早期のベント、冷却が必要であったにも関わらず、対応が遅れたために、1号機が水素爆発を起こしました。
そしてこの後、福島第1原発の事故が次々と起こることになります。
人間の力で止めることの出来ない原子力を相手にするのですから、最善の注意を払い、最悪の状況も考慮した対応が求められていたにも関わらず、黙って見過ごしてきたツケを国民が払わされる事態となっています。
今までの原子力安全神話が崩れた今、再度、日本におけるエネルギー政策を見直す必要があります。

また、海外メディアに対しての情報発信不足から、世界各国が日本に対して疑念を抱くようになったことも否めません。
世界各国の放射能防護のための退避勧告に始まり、現時点では、放射能汚染による輸入規制にまで話が進んでいます。
また、放射能の汚染水を海洋に流出させた件でも、近隣各国からも懸念が表明されています。

国内を見れば、マスメディアによる、官邸・保安院・東電の一方的な情報だけが流されるまま、疑問に思われている点の追及もなされない都合のいい情報だけが新聞やテレビに踊っています。
事故当初から、多量の放射線物質の飛来が予測されたにも関わらず、その情報を隠したまま自主避難勧告を出し、30km圏内では屋内退避を命ぜられ、身動きが取れずにいた人たちがいます。
様々な事情で避難できない人もいる中、人命尊重の観点からすれば、政府が主導すべき事態であったことは否めません。

今回の事故の原因は確かに地震と津波ではあったでしょうが、これだけ被害が拡大した原因は、菅政権の危機対応の遅れであると言わざるを得ません。
その上、東電や原子力保安院、官邸と、記者会見を分担することで責任の所在を明確にできないようにし、この事故の原因、問題点がどこにあったのか追及できないような体制のまま、対応を続けています。
今後も同様のことを続ければ、責任の所在が曖昧なまま、いつの間にか収束が図られ、誰かがトカゲの尻尾切りで責任を取る形で幕引きするのは目に見えています。

過去の政権の責任を蔑にするつもりもありません。
が、今回の事故に対しての対応は明らかに失敗しています。
このまま政府の対応を黙って見ていていいのでしょうか。
早急の政策転換を図っていただかなければ、国民の生命に関わる問題です。
今の菅政権に、それができるとは思えません。
これらの流れは、全て元に潜む、既得権と官僚主導による既存の体制の保護に他なりません。
これらに対し、今こそ国民がはっきりと“NO!”と声を上げる時です。



▼野菜にも一言いわせて!さよなら原発デモ (東京)


○デモ開催にあたって

3月11日、東日本大震災が起こりました。
この未曽有の大災害のあと暴走し始めたのが福島原発です。
原発からは日々、放射能が飛散し、土壌を汚染し、放射能に汚染された水が海へと垂れ流されています。

このことによって福島県や茨城県の農家、漁業者は大きな打撃を受けています。
福島県産のほうれん草、小松菜、かぶ、キャベツ、ブロッコリー、水菜、椎茸などから、また茨城県、栃木県、群馬県、千葉県産のほうれん草などから規制値を上回る放射性物質が検出されています。
これが報道されると、規制値を上回っていない農産物に対しても、「福島県産の野菜は危ない!」「茨城県産も買うな!」と、風評被害が猛スピードで広がり、農家は出荷もできず困っています。

毎日のご飯の際に放射能を心配しなくてはいけない。
野菜を出荷するのに放射能を心配しなくてはいけない。
心をこめてつくった米や野菜、育てた牛や豚、漁をしてとった魚を出荷できず、農業・漁業をあきらめざるを得ないかもしれない。

これって、いったい誰のせい?

この集会とデモでは、放射能で被害にあったり、風評被害で迷惑している野菜や魚、牛や馬など生きものの声を代弁します。
「安全な土でのびのび生きさせろー」
「塩コショウはかけたらおいしいけど、放射能はまずすぎるぞー」
「うちの畑、放射能で汚さないでー」
「放射能漬けの海は泳ぎたくないぞー」
「ミルクに放射能入ってしまった。誰のせいだー」
「せっかく育ったのに!風評被害とんでもない!」

放射能のせいで野菜や魚が生きられない、そしてそれら大地の恵みを得ている人間も生きられない。
こんな世の中はおかしい!
農家や漁師、酪農家を苦しめる原発には、別れを告げよう。
人間も野菜も動物も、放射能を心配せずに生きていける社会にしよう。
楽しくまじめに、野菜と一緒に、さよなら原発!!


○日時、デモコースなど詳細

日時: 2011年4月16日(土)
 
スケジュール: 14:00集会(詳細は続報で!)、15:00デモ出発

集会会場&デモ集合場所: 神宮通公園 東京都渋谷区神宮前6-21 
             地図 http://bit.ly/em7Q4d




コース: 神宮通公園→神宮前6丁目右→東電電力館前左→渋谷駅前左→宮益坂下左→神宮通公園

主催:
 アジア太平洋資料センター(PARC)
     野菜にも一言いわせて!さよなら原発デモ実行委員会


○デモ参加に関してのお願い

仮装OK!な方がたへ(フェイスペインティングも!)
 以下を参考に自由に仮装してきてください。他も大歓迎!表現は自由です!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ほうれん草、ブロッコリー、小松菜、キャベツ、かぶ、ちぢれ菜、花わさび、水菜、パセリ、サニーレタス、春菊、サンチュ、ちんげんさい、しいたけ、今後放射能で迷惑してしまう可能性のある全ての野菜たち、風評被害で迷惑しているトマト・きゅうり・いちご、魚、水、牛、馬、牛乳、放射能、プルトニウム、セシウム、農家、漁師、割ぽう着姿の料理人、フライパン(フライ返し)を持った主婦・主夫、などなど
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


仮装はちょっと…という方がたへ
 以下を持ってきて一緒に歩いてください。(野菜は終わった後はちゃんと食べて!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【野菜】
ほうれん草、ブロッコリー、小松菜、キャベツ、かぶ、ちぢれ菜、花わさび、水菜、パセリ、サニーレタス、春菊、サンチュ、ちんげんさい…他の野菜も大歓迎!

【プラカード】
野菜の気持ちを書いたもの(もちろん動物・水・生産者の気持ちもOK)。多めに持ってきて、持っていない方に配るのもwelcomeです

【音のでるもの】
楽器など、音の出るものならなんでも!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


お問い合わせ先

特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
office@parc-jp.org
Tel:03-5209-3450 Fax:03-5209-3453
(Web) http://www.parc-jp.org
※仮装グッズをお持ちで貸してもいいよ!という方、ぜひご連絡を!



▼原発いらん!4月16日*大阪御堂筋デモ (大阪)

原発いらん!関西行動 集まろう!中之島 歩こう御堂筋(雨天決行)

集まろう! 全関西からノーモア福島の思いを胸に。
歩こう! 御堂筋を原発廃止を訴えて


4月16日(土) 
集会  15:30~16:10
デモ    16:10~17:30

※体力に応じて可能な限り歩こう家族連れでぜひ
※鳴り物、プラカード、横断幕等持ってきて下さい


会場     中之島公園(女神像エリア) ※大阪市役所/中之島図書館の南側川べり

デモコース    御堂筋南下 淀屋橋-本町-心斎橋-ナンバ

*********************************

やっぱり起こった原発震災。
長年心配してきたことが恐ろしい現実となり、巨大地震と大津波の前に原発がいかに脆いか推進側が言ってきた「止める、冷やす、閉じ込める」がいかに嘘っぱちかが白日の下にさらけ出された。
放射能値は数万ベクレル、海に空に広がり、水も野菜も汚染された。
一番の犠牲は幼い子どもたち。
福島原発が全く収束していないのに、浜岡、美浜、敦賀、「もんじゅ」、伊方を始め、次なる地震の脅威が迫っている。

*********************************

チラシ
http://homepage3.nifty.com/skroba/416midosujidemo.pdf


呼びかけ団体:
関西の8団体
 ストップ・ザ・もんじゅ/ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン/美浜の会/グリーン・アクション/若狭連帯行動ネットワーク/チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西/原発を知る滋賀連絡会/奈良脱原発ネットワーク

連絡先:ストップ・ザ・もんじゅ Tel〓 072-843-1904 072-843-1904  Fax:072-843-6807


▼卒・原発デモ新潟 (新潟)

日時      4月17日(日) 集合13:30 出発14:00

集合場所  石宮公園(新潟駅万代口 新潟ステーションホテル向い)

コース      石宮公園→新潟駅→万代橋→古町→新生公園

コスプレ・パーカッション・楽器・太鼓・組合旗・プラカード・ボディペインティングなど、なんでもOK!

主催: 権力とマスコミの横暴に抗議する国民の会 新潟
       http://www.world-walker.com/cgi-bin/koe2/read.cgi?no=58


大震災で東京電力の原子力発電所が壊れて、沢山の放射能物質を吐き出した。
それを見て、ドイツでは古い原発 7機を止めた。
当の事故が起った日本では原発は必要だ、原発が無いと電気が足りないと思わせようとさせられているような気がする。

おいおい、もう外国にまで汚染を及ぼしておいて、そりゃないぜ。
とてつもなく俺達を舐めてやしねえか。
少なくとも俺は、いま事に当たっているあんた達にはこれからの青写真を描いて欲しくない。

いま東電原発事故をめぐって報道されている事に違和感を感じている人達に、その違和感は真っ当だと伝える為にデモをやります。
でたらめを言って原発に対する拒否反応を丸め込もうとしている力を押し戻す為にデモをやります。
ぜひ、ご参加ください。
よろしくお願いします。

(小池 克弥)
(高橋 信人)



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「1.10 国民の生活が第一!デモ」のビラ(表)

110110

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【小沢一郎氏への一人1,000円献金の呼びかけ】

一人一回、1,000円を
小沢一郎氏に献金しませんか?

小沢一郎氏が主張されてきた通り「企業献金を廃止し、政治家への献金は個人から」を国民の行動で示しましょう!
政治家小沢一郎を支援することは、私たちが本来あるべき生活を取り戻し、子どもたちの未来への責任を果たす行為です。

小沢一郎氏への献金は陸山会を通して行い、その方法は2つあります。

1. 楽天の 「 LOVE JAPAN 」 経由での献金
2. 直接「陸山会」に献金

直接「陸山会」に献金する場合は、小沢一郎ウェブサイトの「政治献金のご案内」  から「陸山会 入会申込書 送付依頼フォーム」に必要事項を記入し(もちろん、献金する金額も!)、送信ボタンをクリックしてください。

陸山会への寄附は、原則として月額1,000円=年額12,000円以上から(月払い、半年払い、年払いのいずれか)とされていますが、一回限りの寄付( カンパ )も随時可能です。
もちろん一回1,000円で統一するつもりはなく、1,000円以上であれば、あなたの意思でいくらでもかまいませんし、回数も、一回限りでも毎月の献金でも、或いは年払いでも、ご都合で判断してください。

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2011年4月13日 (水)

放射性物質の垂れ流しは、レベル7の福島や六ヶ所村だけではありません。ずっと以前から英・仏が垂れ流しており、日本はそれをお手本にしているのです。

東京都知事がまたもや我欲と利権に生きる石原慎太郎となりました。
とても受け入れられる結果ではありませんが、これも民意です。まあ「都民のレベル以上の都知事は生まれない」ってことですかね。
石原を選択しておいて、「新銀行東京は許せん!」とか「築地の豊洲移転は有害物質で危険だし耐震性でも築地が安全だから反対!」とか「もっと福祉を充実させろ!」とか、そんなこと愚痴らないでくださいよ! 石原に投票したみなさん。

さて、原子力安全・保安院は何故か今頃になって?福島第一原発をレベル7としたそうです。何を今更、とぼけやがって・・・。しかも統一地方選を避けてその後に・・・。
そういえば、福井県ではトラブル続きで危険極まりない(核武装のための実験施設でもある)高速増殖炉もんじゅと13基の原発を推進する現職知事・西川一誠氏が再選しています。福井県民にとっての悲劇は、福島第一原発の実態が隠蔽されていたことと、反原発派の対抗が共産党候補の1名だけだったということに尽きると思います。

東電も保安院も、1号機に続き3月14日にMOX燃料使用の3号機が大爆発をおこした時点で、更に翌日(15日)の4号機爆発と2号機格納容器損傷というだめ押しで、福島第一原発は既にレベル7であったと認識していたはずです。もしかすると福島第一の今後の展開次第、また10年後、20年後の調査結果次第では、将来「国際原子力事故評価尺度(INES)]にレベル8が設定される可能性もあると思えてきます。

それにしても、放出された放射線物質の総量がチェルノブイリの10分の1などとは、この期に及んでまだ嘘をついていますね。当初はモニタリングポストの数が不足していましたし、計器類の故障もありました。周辺地域の土地での調査は、IAEA(国際原子力機関)が地表1㎡あたりの量を測定するのに対し、日本は場所によって5~15cm掘り起こし「1kgあたりの量として、間引きと、㎡からkgにすり替えた線量」の発表をしています。また太平洋上に流れた大気中の線量や、海中に漏れたり放出したものは殆ど考慮されていません。
このような実態をマスコミが報道しないのですから、私たち、国と東電の欺瞞を見抜いている市民が、しっかりと批判せねばなりません。

当初発表されていたレベル5からレベル7に引き上げた背景には、1号機の困難な状況もあると思います。
いま行っている1号機への窒素注入について、東電にしては珍しく正直に「格納容器内での水素爆発防止のため」と、格納容器が水素爆発する可能性に言及しました。何ら事前対応できないままに、1号機、3号機、4号機と立て続けに爆発させてしまった反省からか、1号機の予測される状況を素直に公表した模様です。
もう騙しきれなくなったと観念したのか?それほど危機的な状況なのだと思います。同時進行で原発4基の危機に直面し対応することは、極めて困難なことだと思います。

4号機の使用済み燃料プールは損壊し、もうプールそのものが存在しません。使用済み燃料棒は溶融し丸裸の状態で発熱しているでしょう。
3号機もやはり使用済み燃料プールが損壊し、爆発で残った燃料が溶融して発熱しているようですし、実は格納容器がまだ存在するのかどうかも疑問です。爆発で、格納容器の全体もしくは上部が吹き飛んでしまったのではないか、とも思われます。そうであれば、福島は恐ろしく深刻な事態に陥っているということです。
2号機は格納容器の圧力抑制プールが損傷しているのですから、冷却水の注入と損傷箇所からの漏洩とのイタチごっこで、燃料の溶融を止めるには不十分な状態が続いています。使用済み燃料プールも燃料棒が露出して高温になり水蒸気を出しています。

参照:http://bit.ly/hgbyPb


このように危機的な状況であるのに、政府は原発被災者に対し、今週になってようやく高放射線量の地区住民に避難指示し、そしてその翌日にレベル7を発表・・・。なんとも、地元の被災者の方々の心情をもてあそぶこの対応に憤るのは、私だけではないと思います。

国民の命を軽視し、真剣に東北の被災者の救援策を練り実践するでもなく、東電や保安院を厳しく指導することもできず、自己保身と政権の延命しか頭にない"官"直人以下現政府閣僚を即刻引きずり下ろし、国民と真摯に向き合う国民のための政府を、私たちの手で実現させたいものです。

ほんの少し前置きを書いて本題に入るつもりでしたが、だんだん熱くなり長くなってしまいました。どちらが本題なのかかわかりません(笑)。こういうことはたまに?ありますが、これは当ブログの特徴の一つでもありまして・・・。
ならば記事を二つに分ければよいのですが、なかなかそれもできません。一本の記事に仕上げるために、更に突っ込んだ考察をする時間がないことが大きな理由です。すみません。そして、その記事がいつ仕上がるかは、私の体調次第であることと、プライベートの時間がいつどれくらい取れるか、その条件にもよるために全く予測不能であり、そんな訳で、申し訳ありませんが宜しくお付き合いください m(_ _)m 。


では、前稿に続き放射性物質の垂れ流し問題を取り上げます。

原子力安全・保安院は六ヶ所村再処理工場での放射能垂れ流しの理由について、「経済的効率を追求する民間事業者では、無害化あるいは閉じ込めができない」からと、明確に発言しています。利益追求する民間に任せられないのであれば、国民の命を守るために国が責任を持って事業化すればよい話ですが、あくまでも放射能垂れ流しを前提としたままの六ヶ所村再処理工場を本格稼働させようとしています。
国民の命と地球環境を守る国の責任を放棄しています。そして「放出した放射能は海水により希釈されるから問題がない」とまで宣っています。

では、福島の事故で頻繁に耳にするようになった、この「海洋に放出した放射能は希釈されるから問題がない」などと国が言うようになったのは、どのような背景があるのでしょうか?
ぱんださん がツィッターで紹介してくれていました。

 

@panda_pengin  ぱんだ
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/saisyori2.html  英・仏の再処理工場でも十数年間にわたって汚染水を海に流しています。決して健康に影響がないことはありません。ご参考までに。。。
4月6日

要するに、英・仏の再処理工場で悪しき前例があり、それに安易に乗っかったということですね。
このことは国や地方行政に顕著でトップダウン型企業にも多くみられますが、プロジェクトや事業化を進める際、まず「何をやるか」が先に決定されているとします。そのために「いつまでに」「誰が」「どのように」と進みます。その際、社会性や公共性を考えたり市場を見極めたりした上での「何故やるか」「何のためにやるか」は後から適当につじつま合わせをしてきます。
目的は、自分たちの利益であり、国民や消費者の利益は無視されます。彼らから発表される国民や消費者の利益は、彼らの目標達成を正当化するために塗り固められた欺瞞です。

では、六ヶ所村再処理工場の悪しき前例となった英・仏の実態を、以下ご紹介します。六ヶ所村から垂れ流される放射性物質の量は、この英・仏の工場よりも更に深刻な数値なのです。
古い資料ですが、ここに書かれた被害はいまも続いています。

冒頭、動燃の名称が出てきますが、動燃は1998年に核燃料サイクル開発機構として改組され、その後2005年に日本原子力研究所と統合され、日本原子力研究開発機構に再編されています。1995年12月に高速増殖炉もんじゅでナトリウム漏洩事故を起こし、1997年3月には東海事業所再処理施設アスファルト固化処理施設で火災爆発事故を発生させています。
このことと、文中で96年のデータに触れていることから、この記事は1997~1998年頃に書かれたものだと思われます。


<転載開始>

英・仏の再処理工場 深刻な放射能汚染発覚

 イギリスのセラフィールド、フランスのラ・アーグ両再処理工場で、深刻な放射能汚染が相次いで発覚し、大きな問題となっています。

 両工場では、日本から送られた使用済み燃料の再処理も行われており、私たちにもその責任の一端があるのではないでしょうか。

 また六ヶ所に建設されている再処理工場が稼働すれば、同じように日本全国、そして近海が汚染されると覚悟しなければなりません。


[ラ・アーグ]
仏版動燃=核燃料公社(COGEMA) 膨大な放射性物質を排出

 日本で動燃のずさんな体質が問題になっていますが、フランスの動燃にあたる「核燃料公社」も負けず劣らずずさんなようです。

 ラ・アーグでの発端は、今年の1月、フランスのブザンソン大学ジャンフランソワ・ビエル教授が、イギリスの科学誌(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)に発表した論文です。

 それによると、ラ・アーグから35キロ圏に住む白血病にかかった子ども27人と健康な子ども192人とそれぞれの母親の生活を調査、比較したところ、頻繁に海水浴をしたり、地元産の魚を多く食べた子どもほど白血病にかかりやすい傾向が確認されたというものです。

 一方、グリーンピースが再処理工場の廃液排出管周辺を調査し、4月にはパイプが自然状態の3900倍に達する放射線を発していることを発見、さらに6月には、排出管や周辺の堆積物などを採取、分析したところ、排出液からは1リットルあたり1億6千万ベクレルのトリチウムをはじめ、通常の海水の1700万倍の放射能を検出しました。

 グリーンピースによると、ラ・アーグ再処理工場は毎日10万リットルの放射性廃液を放出しており、全長7kmのパイプの内側には厚さ2cmの放射性物質が付着しているとのことです。

 慌てた核燃料公社は、排出管の放射性付着物の除去作業を計画、グリーンピースなどの環境影響評価の要求を無視して、7月7日から作業を強行しました。

 しかし、逆に50キロ、10億ベクレルもの放射性物質を漏らしてしまいます。

 7月10日、ついにフランス環境相が、排出管周辺海岸への立ち入りを禁止しました。

 さらに9月には、除去作業で生じた放射性廃棄物のドラム缶や排出装置の部品やパイプが、海岸からわずか250メートル沖の水深7mの海中に放置されているのをグリーンピースが発見しました。

 追いつめられた核燃料公社は、グリーンピースの調査活動を禁止するよう裁判所に提訴しましたが、当然ながら却下されました。

 9月25日、グリーンピースが、排出管付近で採取したカニからセシウム137、コバルト60など、キロ当たり1350ベクレルの放射能を検出したと発表、さらに10月2日には、排出管から、コバルト60、アメリシウム241を含む基準より大きな粒子の放射性物質が放出されているのを確認したと発表しました。

 ラ・アーグには、日本の他、ドイツ、オランダ、ベルギー、スイスが再処理を委託しています。そこで、ラ・アーグ周辺の住民は、ドイツ政府に対してドイツで発生した使用済み燃料をラ・アーグに運ぶのを許可しないように求める裁判を起こしましています。

 さて、今や世界でただ1国、プルトニウム利用にしがみつく日本の国民として、私たちは・・?


[セラフィールド]
子どもの歯にプルトニウム蓄積 大西洋~北極圏まで広がる汚染

 イギリスからもセラフィールド再処理工場による深刻な放射能汚染を報じるニュースが届いています。

 まず、イギリス政府が実施した未成年者の歯の分析調査で、プルトニウムによる汚染が、セラフィールドを中心に同心円状にイギリス全国に及んでいることが判明しました。

 それによると、歯科治療で抜歯された未成年者の歯を全国から集め分析したところ、工場から75km圏内に住む子どもの歯では平均1kg当たり換算7ミリベクレル、225km圏内では5ミリベクレル、それ以上では3ミリベクレルのプルトニウムが検出されたというものです。

 また、96年第4四半期にセラフィールド近海で捕獲されたロブスターから、1kg当たり3万6千ベクレルのテクネチウム99による汚染が検出されました。これは同じ場所での96年のデータの92倍に相当します。

 セラフィールドは、毎日900万リットル以上、年間2億3千万リットルの放射性廃液をアイルランド海に放出しており、これによる汚染は、アイルランド海全体は勿論、北海、バルト海、ノルウエー海、バレンツ海、グリーンランド海にまで及んでいるとのことです。

 セラフィールドの汚染については、白血病の増加や、海岸にすむ家族の電気掃除機の塵からプルトニウムが検出されるなど、ずいぶん前から地元で問題となっていましたが、政府や推進派はその都度因果関係を否定する宣伝を繰り返してきました。

 日本でも「セラフィールドからの手紙」というパンフレットで、地元の被害者の声が伝えられると、電力会社は早速、現地工場関係者を登場させて安全性を宣伝するパンフレットをばらまきました。

 しかし、今や事実は覆いようもなくなりました。このままでは、六ヶ所でも同じことを繰り返してしまいます。

参考資料
GREENPEACE-INTERNATIONAL/PRESSREREASE
niftyserve-factive mes8の関連記事
美浜の会ニュースNO39
福井新聞(8月2日)
反原発新聞234号


<転載終了>


英・仏ともに、再処理工場から垂れ流される放射線の被害は深刻です。
ここで六ヶ所村から放出される放射線の数値を確認しておきましょう。六ヶ所村が本格稼働すれば、大気中と海洋への年間放出量の合計が、ヨウ素:2,410億ベクレルセシウム:253億ベクレルプルトニウム:832.9億ベクレルなどとなっており、更にトリチウム:1京9,900兆ベクレルクリプトン:33京ベクレルという数字が公表されています。

これらの数字は、原発365年分の量となります。
国がレベル7と評価した福島第一原発では、原子力安全委員会の試算でこれまでに63京ベクレルの放射性物質が放出されたということですが、もしも六ヶ所村再処理工場が事故を起こすと、これを遙かに超える放射線が放出される危険があります。
六ヶ所村の最大処理能力はウラン800トン/年、使用済燃料貯蔵容量はウラン3,000トンです。試運転期間中に430トンの使用済み核燃料を処理し、4トン前後のプルトニウムを抽出する予定です。長崎に投下されたプルトニウム型原爆は5kgですから、試運転期間中に六ヶ所村が抽出するプルトニウムは、長崎型原爆の800倍です。試運転期間中に今回のような大震災や津波が六ヶ所村を襲えばどのような事態となるか、想像するだけで恐ろしいです。

参照:http://bit.ly/haIqxd



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検察審査会の疑惑と起訴議決について~小沢一郎の正論
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■必読! 民主党・小泉俊明議員による「小泉竹中売国政治の総括」

2010年(平成22年)2月9日の衆議院予算委員会での質疑から全文掲載

■必見!必読! 緊縮財政・増税論に騙されるな!消費税増税の必要はない!

   (平 成22年2月24 日 衆議院予算委 員会公聴会から)

▽二宮厚美・神戸大大学院教授
「今 こそ垂直的な所得再分配の再構築で経済復興・格差と貧困の是正・財政改革を」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

▽菊池英博・日本金融財政研究所所長
「経済のイ ロハを知っていれば考えられない旧政権によるデフレ下の緊縮財政」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

▽下地幹郎(国民新党) [消費税に関する質疑]
「旧政権では国民から徴収する消費税が、財 界のための法人税減税の財源に使われていた」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

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2011年4月10日 (日)

放射性物質の汚染水放出は福島第一だけではありません。六ヶ所村再処理施設の恐怖。

はじめに何点か、お知らせとお詫びです。

「福島第一の3号機は水蒸気爆発だったのではないか、そして大量のプルトニウムは既に飛散している」 との考えについて、新たな情報や一部訂正などを補足記事にしたく思っていますが、多忙のため時間をつくれずにいます。書き上げるまでに福島第一がどのような展開となっているかにもよりますが、なるべく早く補足をまとめたく思っています。
内容については、当該記事を掲載した翌日か翌々日であったと思いますが、無人飛行機による鮮明な空撮写真がネット上に公開されていることを知り、それを見て福島第一原発の被害状況を確認したことによる補足です。

●4月16日(土)に東京でデモを行う予定です。正式に発表されれば改めてご案内しますが、菅政権の退陣を要求するデモです。もちろん、小沢一郎氏の復権も訴えます。私の所属する「共に生きる日本」http://bit.ly/frlrCK「共に生きる日本」 も運営協力します。

●お詫びです。いただいたコメントへの返事がしばらくできておりません。コメントを寄せてくださった皆様には申し訳なく、心からお詫び申し上げます。近々にお返事いたします。ご容赦ください。

さて、本稿では核燃料の再処理施設が垂れ流す放射性物質の問題について、情報提供したく思います。

福島第一原発の問題は、震災発生直後からこれまで全ての対策が無計画に後手後手で行われ、その結果、1~4号機の全てが予断を許さぬ危機的状況にあります。そして現在行われている原発汚染水の海洋への放水は、日本だけでなく世界中に、海洋汚染という新たな恐怖を与えてしまいました。
「冷却のために放水を続けるしかないのは理解できるが、そこから流れ落ちた汚染水の処理はどうなるのか?」と、当初から国民の多くは疑問を持ち、そして地中や海が放射性物質で汚染されるのではないかという懸念を抱いていました。

このあたりの処理については事前にシミュレーションし、しっかりと準備もしているだろうと私たちは考えていたのですが、しかし、まさか、現実は、東電も保安院も政府も、何も事前の対策を打つことなく切羽詰まって海に放出するとは、驚きです。私たちのような一市民でも素人なりに「30万トン級タンカーあたりを国が買い取り、取り敢えずはそこに汚染水を送る手だてはないものか」と話し合ったりもしたものですが、海に放出するという決断を下すまで何も手を打てなかった理由は、いったい何だったのでしょうか?

福島原発の汚染水を海洋へ放出したことは、国と東電が「大気中のみならず海からまでも」との放射能汚染への不安と恐怖を、世界中の人々の心に刻みつけるには十分過ぎるほどの効果があったと思います。まさか海外にまで「直ちに影響はない」などと発言するとも思ってもいませんでしたが、同じ日本人として恥じ入る思いです。

ところで、大気中と海洋に大量の放射性物質が放出されることは、地球上の全生物にとっての大問題であり、更に食物連鎖の観点から見れば、人類は既に存亡の危機の入り口に立たされているのかもしれません。
これは決して大袈裟な話をしているのではなく、またいたずらに不安を煽る意図で書いているわけでもありません。今、早急に世界中で原発政策の見直しをしなければ、将来いつか、私たち人類は地球上に存在することが許されない事態となるかもしれません。
原発推進は、未来の子孫たちへの無責任極まりない所業です。


大気と海洋への放射性物質放出による汚染は、福島第一原発だけの話ではありません。もちろん福島の事故は、日本だけでなく地球規模での問題になりつつありますが、日本にも、そして世界にも、福島以前から放射性物質による大気と海洋の汚染はあるのです。しかも信じられないほど、恐ろしく高いレベルで。

日本には使用済み燃料の再処理工場が青森県六ヶ所村 にあります。この六ヶ所村再処理工場は、度重なるトラブルのため今だ試運転中であり、直下には活断層もあって耐震構造の問題も抱える と考えられています。
また英国とフランスの再処理工場では、もう十数年もの間、膨大な量の放射性物質を垂れ流し続けています。

六ヶ所村の放射性物質の排出量はウィキペディア をご参照ください。
本稿ではそれぞれの詳細な数字を取り上げませんが、本格稼働したときの大気中への放出量、海への放出量、そして試運転中に放出した実際の量も大気中と海へのもが、それぞれ掲載されています。その数値は信じらないほどの高レベルです。放出される線量の数値は「億」や「兆」が当たり前で、クリプトンやトリチウムでは「京」とまで記されています。「京」は「兆」の1万倍。「兆」は「億」の1万倍。ですから「京」は「億」の1億倍ですね。

それなのに、六ヶ所村を運営する日本原燃も国も、どこかで聞いた「これらの多くは大気や海水によって希釈されるので人体に影響が出るレベルの線量にはならない」とのフレーズを発しています。今回の福島第一原発事故で初めて使われるようになった言葉ではありませんね。

この核燃料再処理工場の放射性物質垂れ流し問題は、深刻です。以前、当ブログ「核 原子力」カテゴリの最初に記事で、六ヶ所村の放射能垂れ流しについて取り上げた のですが、そちらから一部抜粋し転載します。


《転載開始》

青森県六ヶ所村では、1年間で長崎型原爆1000発分に当たるプルトニウムを取り出す計画らしいが、「原子力の平和利用」を口実にしたこの技術が、一体どのように悪用されて行くのか? 
原水爆禁止日本国民会議  にそのあたりのことが記述されている。
また、同会議の別のエントリー「ついに放射能放出がはじまる」  では、以下の通りクリプトンやトリチウムという放射能が垂れ流しになるらしい。

(以下引用文)

 これまで青森県六ヶ所村には、ウラン濃縮や低レベル放射性廃棄物などの原子力施設が押しつけられてきました。しかし再処理工場は、これまでとはまったく異なる施設であることに、ここでは注目してほしいと思います。それはこの工場の運転開始で、ついに放射能放出がはじまることです。

 再処理工場とは原子力発電所から出てくる使用済みの燃料棒を数センチに剪断して化学処理をする施設のため、工場内には燃料棒に閉じこめられていた放射能が放出されます。もちろんそれらが一気に工場外の環境に出ていかないように努力はするのですが、除去設備をつくらなかったクリプトンやトリチウムは、そのまま放出されます。つまりたれ流しです。

 工場設置の申請書によれば、排気筒からは毎年890万キュリーというクリプトンをはじめとする希ガスが、海洋放水管からは毎年18万キュリーというトリチウムなどが、なんの処理もせずたれ流されます。放出されるそれら放射能量は、原子力発電所の数百倍になります。

 放射能は目に見えないし、すぐに被害が出てくるものではありません。その影響は20年後、30年後になって、ガンや白血病の増大となって表れるのです。それは1960年代、70年代に操業を開始したイギリスやフランスの再処理工場周辺で、いま現在起こっていることです。

 そして事故の危険がいつもつきまといます。もし事故が起きたなら、その被害の規模は原子力発電所の1000倍におよぶといわれています。
再処理工場の運転開始をなんとしてもくいとめたい。この問題に注目し、署名活動や様々な活動に参加してください。

(引用終わり)

プルトニウム再処理技術は、核兵器を作り、そのノウハウを輸出することさえできる。そして、原発も含め、国民の健康と命を奪うこれら原子力政策は、貧乏な地方を金の力で「ハイ」と返事をさせ、進められてきたのである。
日本の原子力政策は、一部の過激な思想を持つ政治家と、そこにつながる権力者たちの意思で進められてきた。

《転載終了》


そして、この六ヶ所村再処理工場の放射性物質垂れ流し問題について、東村山生活者ネットワークのHPに興味深い記事がありましたのでご紹介します。
東村山市議会に提出(2008年12月)された"食料の安全確保のため、国に「六ヶ所核燃再処理工場」稼動の見直しを求める意見書の提出を求める請願"の審議 について報告されていますので、以下抜粋し転載します。
同年12月10日に開催された政策総務委員会での審議の内容です。


《転載開始》

2008 年 12 月 19 日

12月議会に出された請願「食料の安全確保のため、国に「六ヶ所核燃再処理工場」稼動の見直しを求める意見書の提出を求める請願」の審議

~政策総務委員会でのやりとり~

(前略)

請願内容は以下

趣旨

 現在、日本の食料自給率はおよそ40%の状況にあります。また、中国産餃子、汚染米不正転売事件、中国乳製品メラミン混入事件など食の不安が増大するなか、食の安全が強く求められています。この中にあって、青森県「六ヶ所核燃再処理工場」による農・畜産・海産物の放射能汚染の危険が大きく叫ばれています。
 青森県・六ヶ所核燃再処理工場を本格稼働すれば「原発1年分の放射能を1日で放出」することになります。これは、使用済み核燃料を加工する際に発生する放射能を、閉じ込めなければならないものを、外へ出す仕組みにしているためです。放射能を含んだ排気は煙突から大気に、廃液は海へ放出しています。垂れ流しです。

放出の理由は

1)無害化あるいは閉じ込めを民間事業者へ指導することが困難、経済的に不可能である。(08.1.16岩手県議会原子力安全・保安院参考人答弁)

2)放出した放射能は海水により希釈されるから問題がない、

ということです。
これは大変な事で、放出した放射能は無害化されず、薄まるといってもゼロではなく、まして、海に流された放射能はプランクトンから始まる食物連鎖の中で蓄積され、魚介類に濃縮されます。
空へ放出した放射能も消えてなくならず、当然、地上に降り、土壌汚染を起こします。そして、この地域で汚染された農産物・海産物は食料として流通し私たちの食卓に並ぶことになります。

 現在はアクティブ試験中で、既に、これによる汚染が始まっており、本格稼働になれば、日本全国の原発から使用済み核燃料が集まり「原発1年分の放射能を毎日放出する」という事態になります。

 イギリスの「セラフイールド再処理工場」、フランスの「ラ・アーグ再処理工場」の周辺地域は深刻な放射能汚染にさらされており、子ども達の白血病の多発が報告されています。
また、私たちはアフガニスタン、イラクに投下された劣化ウラン弾による被爆の映像を見ています。劣化ウラン弾は原発で使われるウランの採掘時に出る大量の不要・ウラン鉱石から作られたもので、弱い放射能を含んだ爆弾が破裂し、放射能の微小なちりとなって拡散し、人の口に入り、内部被爆となって人を破壊します。この破壊は深刻で、遺伝子をも損傷し子孫に重大な影響を与えます。
放射能汚染の食品を食べれば内部被爆となります。これは過去にあったメチル水銀工場排水による水俣病と同じ構図です。

 六ヶ所核燃再処理工場はこれからさらに膨大な放射能を放出し続け、周辺地域農畜産物、そして青森県を通る親潮を汚染し三陸沿岸、宮城、福島・茨城沿岸の海産物をも汚染していくことになるでしょう。

 放射能に汚染された食物は、食べれば内部被爆であり、食べることはできません。
食料自給率を上げることは今ある農地や、漁場を維持し、さらに耕作地を増やしていくことが必要とされます。
 今豊かな食料の生産地である三陸の漁場、青森の農地だけにとどまらない汚染が懸念される核燃再処理工場の稼動は、食料自給率の低下を招きかねない事態であることが、大きな問題です。

〈請願項目〉

1 東村山市民の食の安全を確保するため、膨大な放射能を放出する青森県「六ヶ所核燃再処理工場」の稼働の見直しを求める意見書を内閣総理大臣及び経済産業大臣に提出してください。

紹介議員は佐藤真和議員(希)、福田かづこ議員(共)そして大塚恵美子(民ネ)
委員会では委員、請願者の前で請願文が副委員長により読み上げられた。
委員からは
「六ヶ所核燃再処理工場のことや放射能汚染の話は聞いているが、大変なことだ。きちんと議論をするためにも関係資料を請願者から提出して欲しい!」
「共通資料が欲しい」
「アクティブ試験状況、国のスケジュールなど現状がどうなっているかの状況も知りたい」
「原発そのものの廃棄の問題をどうするのか。放射能による労災など認定されてきているが、国に出すのなら原発へのスタンスなど、基本的な考え方、意見を出して欲しい」
「放射能の量、被害想定、農海産物への被害予測などの資料」
「イギリス・セラフィールド、フランス・ラアーグなどの被害状況」
「劣化ウラン弾のこと」・・

etcさまざまに意見が出された。

(以下略)

《転載終了》


再度、原子力安全・保安院参考人の答弁を確認しましょう。

1)無害化あるいは閉じ込めを民間事業者へ指導することが困難、経済的に不可能である。
2)放出した放射能は海水により希釈されるから問題がない。

・・・!? 原子力安全・保安院は、以前からこんなことを言っていたのですね。
「経済的効率を追求する民間事業者は、無害化あるいは閉じ込めができない」と明確に認め、国民の命と地球環境を守る国としての責任放棄を明言しています。
そして「放出した放射能は海水により希釈されるから問題がない」とは・・・どこかで聞いたフレーズが、またここでも・・・。

では、「海洋に放出した放射能は希釈されるから問題がない」などと国が言うようになったのは、なんでかな?と考えてみたいですが、少し長くなりましたので、続きは次稿にします。

これから東京都知事選の投票に向かいます。
全体的に信頼できる政策を持ち、築地市場の移転も明確に否定される候補者がいます。今やCIA資金まで貪る共産党なんて国政から退場して欲しいですが、都政においては、どの党に所属するかよりも信頼できる個人であるかどうか、私はその視点で選別しています。



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110110

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   (平 成22年2月24 日 衆議院予算委 員会公聴会から)

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