【重要】最新情報(3月15日午前3時)を読むと、福島第一原発は大規模な水蒸気爆発と深刻な放射能汚染を起こす可能性もあると思います
被災地の現実が時間を追う毎に明らかにされ、目を覆うばかりの惨状に言葉もなく、津波発生時の映像や被災地の現状を知らせる報道に涙が止まりません。
福島原発の非常事態も、もう既にガイガーカウンターの針が振り切れるほどの放射能が原発周辺で確認されているようで、これが被災者のみなさんに追い打ちをかける結果となっています。
3月15日午前3時現在の状況を知ると、昨夜外国特派員協会で行われた原子力資料情報室の第4回記者会見で、後藤政志氏(第一原発1号機の格納容器設計者)が説明された通りの、想定される最悪の事故になる可能性も否定できなくなったと、心配しています。
以下に紹介する記事によると、海水を注入している2号機の圧力容器内の水位の回復が確認できず、原子炉内の燃料棒は冷却水から露出したままと考えられるようです。この状態が進み炉心がメルトダウン(溶融)すると、2号機は大規模な水蒸気爆発を引き起こし、その影響で1号機と3号機も対策不能、連続しての爆発と深刻な放射能汚染が現実のものとなる可能性があります。
また炉内圧力を下げるために弁を開けたようですが、炉心が露出した状態での弁の解放は、大量の放射能を原子炉から放出したということを意味します。
事故発生以来、最悪の事態を防ごうと命を懸け現場で対応してくださっている方々には本当に申し訳なく、ご家族の心配を思うと心が痛みます。
以下、3月15日午前3時現在の福島第一原発の状況について、INTERNATIONAL BUSSINESS TIMES から転載します。
<転載開始>
東京電力によると、15日午前3時現在、福島第1原子力発電所2号機の原子炉内に燃料棒は露出した状態となっている可能性があると発表した。
東京電力は記者会見で、原子炉の炉心を冷やすための海水注入には成功していると考えられるが、圧力容器内の水位の回復は確認できていないと述べた。そのため、燃料棒は冷却水から露出した状態のままと考えられると語った。
原子炉内の圧力は低い水準で安定しており、東京電力の広報担当者は「すぐに危機的な状態に陥ることはない」との考えを示した。ただ原子炉内の核分裂量を調整する冷却水の水位が十分ではないことは、安全な状態ではないことに変わりがない。
2号機では、14日の午後6時半から2時間20分ほど、燃料棒が冷却水面から完全に露出した状態となっていた。その後、冷却用の海水の注入が進み、水位が回復したものの、炉内の蒸気を逃がす弁が閉じてしまい、圧力が高まったことから注水が出来なくなった。同日午後11時過ぎ、燃料棒は再び完全に露出した。
15日午前1時過ぎに弁を開くことができ、炉内の圧力が下がったことから、海水の注入が出来るようになった。しかし炉内の水位が上がっていることが確認できないことから、東京電力では配管の一部破損や、原子炉圧力容器と格納容器がつながっている可能性もあると考えている。
東京電力の発表によると、14日の午後9時37分、これまでの最高の放射線量となる毎時3130マイクロシーベルトが正門にて観測されたという。NHKによると、CT検査では毎時約6000マイクロシーベルトの放射線量があるといい、福島原発からの放射線はその半分程度であることから、もし放射線を浴びたとしても人体にすぐに大きな影響はないと考えられるという。
<転載終了>
この記事を読むと、冒頭書いた通りの最悪の事態に近づきつつあるという懸念を抱きます。政府には、福島だけでなく他の被災地のみなさんに対する、一刻も早い被爆対策が求められます。被災を免れた私たちは、個人で出来うる放射能対策を考え準備しなければなりません。
原発事故については、その知識がないために不安ばかりが募りますが、原発の基本構造と、今回の事故が何が原因で起きどのように進行しているのかを知ると、少しは冷静に見て判断できるようになれそうです。
是非、事故発生後の12日から毎日行われている、特定非営利活動法人原子力資料情報室の記者会見で、原発技術の専門家による分析と検証をご覧になってください。
本日(3月15日)は19:00から です。昨日まで過去4回の会見の映像も掲載されています。
時間の関係で、この続きは次稿にてお伝えします。
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