「今度こそ静かに、しばらく充電します。そしてまた天命が降りることがあれば・・・」(小沢一郎 2010.9.24)
昨日、第60回小沢一郎政経フォーラムに出席しました。
会場は超満員で、懇親会では隣の方の「前回(6月のダブル辞任後)よりも遙かに多い」という会話が聞こえてきました。総理大臣になった小沢氏の記念すべき第1回目の政経フォーラムに期待して申し込みされた方と、代表選の結果に居ても立ってもいられず急遽出席を決められた方と、そのような方が多数参加されたのだろう、そのように思える状況でした。
フォーラムでは最初に田中良紹氏の講演があり、続いての懇親会で小沢一郎氏が挨拶をされました。
今回、その小沢一郎氏の挨拶(要旨)と田中良紹氏の講演内容から興味深いポイントを絞り何点か、また「鳩山政権が廃止した日米規制改革委員会」 について、懇親会の場で田中氏から直接伺った話を合わせ、お伝えします。
▼懇親会での小沢一郎氏の挨拶(要旨)
年齢を増すと記憶力も衰えます。加えて、懇親会の場でメモも取っておりませんので、小沢氏の言葉を忠実に再現することはできておりませんが、ご了承下さい。
「今回の代表選は、自分が出るべきなのかを自問自答し、議員や支持者のみなさんの声をいただいて決心しました。代表選中、マスコミのあれだけの大ネガティブキャンペーンの中、半数の国会議員や、党員・サポーターの支持をいただき(結果は大差でしたが実質は6:4ほどでしたけれども)、私の政治生活の中でこれほど嬉しく感謝したことはありませんでした。今回は、皆さんに大変なご迷惑とご心配をお掛けしたことを、誠に申し訳なく思っております。」
「"静かにしていろ"と言われたけれども(笑)、結果、大変お騒がせしてしまいまして・・・ しかしこれからは、じっと静かにして、しばらく充電したく思います。そして、いずれまた、天命が降りるようであれば、その時はまた頑張らせていただきたい、そのように考えております。私心はありません。みな様へのご恩返しもままならない状況ではありますが、しばし充電期間を持ちたく思います。自分のおかれている状況で精いっぱい頑張ってまいる所存です。今後ともご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
しばしの充電ということです。
その間、検察審査会や石川知裕議員と秘書の大久保氏(当時)・池田氏の公判も控えていますから、そちらの対応もありますし、私個人としては、自主独立・国民主権国家実現に向けた政界再編の準備に充てていただきたいと、そのように思います。
現政権下では民主的に誠実な選挙を望むことは不可能です。いかなる選挙も国民を欺き不幸にする結果を招くことは、今回の代表選を見て明らかです。ですから私は、近いうちに日本の将来を決定づける政界再編が起こることを、切望しています。
▼田中良紹氏の講演から
遠くて見えず、演題が不明だったのですが、「平成維新はこれから」といった主旨で話が組み立てられていました。メモを取り、記憶している部分を、簡潔に紹介します。
○今回の代表選で炙り出されたものが2点ある。「対米従属」と「行政権力に迎合する司法・メディアの実態」である。
(注:筆者はこの部分を聞き落としており、2点のうち「対米従属」については、講演内容から読み取り筆者が加えたものです。)
○明治維新はまだ成し遂げられていない。政治に「理」を求め「利」を否定する風潮があるが、民主主義は「利」を求めるところにある。薩長同盟も互いに敵同士だったものが共通の「利」を求め、維新に向かったのである。
坂本龍馬が描いた維新の姿は「今再び明示され、これから成就していく」
○田中氏はTBSでの新人時代、ドキュメンタリー番組を担当し、大変多くの取材を行った。その後ニュース報道の担当を任され、その直後にロッキード事件が起きた。
司法記者クラブに配属され、そこでわかったことは、「新聞記者は全く取材をしない」ことだった。「ウラを取らない」で「権威ある人物の言葉をそのまま垂れ流すだけ」、「情報を取りたくて個別の検事に取材することは禁止され、もしも取材したことが判明すれば、そのメディアは検察への出入り禁止となる」
田中角栄元首相の逮捕当日から、なぜか全メディアの報道内容が「ロッキード事件」から「田中金脈政治」へと変わった。このロッキード事件では欧州の王族などにもカネが渡ったことが報道されたが、世界中で逮捕されたのは田中角栄ただひとりだった。このロッキード事件は、捜査終了宣言が出されていない。未だ、中締めのままである。
その後発覚したのダグラス・グラマン事件では、岸信介・福田赳夫・中曽根康弘・松野頼三といった政治家への疑惑が上がったが、誰一人として逮捕者が出なかった。
○秘書の早坂茂三氏に見込まれた田中氏はその後、「目白の自宅に引きこもる角栄氏が心配であるため、聞き役になってくれ」と依頼される。
その時に聴いた角栄の言葉から
「日本には野党がない、それが政治の不幸だ」
「その証拠に、社会党は選挙で過半数の候補者を立てたことがない」
野党は陰の自民党応援団なのであった。
○当時の予算委員会では、予算の話をせずにスキャンダルなどで野党が与党を追求する最初の数日をNHKが中継、その後は放送もなく、国会も開催されなかった。その間、与野党の代表が1対1で「どの法案を通し、どれを通さないか」の会合を持っていた。NHKの中継がなぜ最初の2~3日で終わるのかを何度問い合わせても、NHKからの回答は「慣例ですから」だった。
○田中氏は米国のメディアを現地で取材し、冷戦終了前後のハンガリーの議会を米国のケーブルTVで見られることに驚き、メディアの未来を感じ取った。日本でも新しいメディアを興そうと思ったが、困難であった。メディアは既得権益を守ることに全力を挙げる。新規参入などは絶対に許さない。
○冷戦時代までは、米国の敵はソ連であった。そのために欧州ではドイツ、アジアでは日本が重要な同盟国で、そこに米軍も多く配置された。日本が世界第二の経済大国になれたのは、安保にただ乗りして金儲けすることができたからである。
しかし冷戦後の米国の敵は日本になった。どうやって日本の経済力を負かすかに重点戦略が置かれた。現在は、安保を利用して米国がカネを吸い上げている。
○湾岸戦争で日本は「カネだけ出して何も貢献しない」と批判されたというが、それは国内の報道。ワシントンDCではそのような話ではなかった。
「湾岸石油の危機は日本の危機だろう?日本はどうするのだ?」と米国
「日本はどうしたらよいでしょう?」と日本その間、湾岸危機対策の国会すら開かない。
ここで日本は米国に「自立しない従属国であることを認識され」馬鹿にされた。
米国は例え自国に対抗してこようとも、自立した相手国には一目置き、相応の対応をする国である。日本は自立しない従属国として扱われている。
○米国はこれまで何度も日本政府の本気度を試している。現在起きている尖閣諸島の問題でも、米国は日本の本気度、新政権の本気度を試しているだけである。
▼「鳩山政権が廃止した日米規制改革委員会」について
懇親会会場で、田中良紹氏に挨拶し「鳩山政権が廃止した日米規制改革委員会」 について質問をしました。
以下、田中氏の言葉(要旨)です。
「日米規制改革委員会廃止の事実は、官僚から直接聞きました。それまでの官僚の仕事は米国からの要望にどう対応するか、その協議の場がなくなったのだから、官僚はもう大変だったようです。官邸にも確認しましたら、"もうやらない"ということでしたから。」
ここで確認のため、以前取り上げた松井孝治氏(鳩山内閣の官房副長官)のツィッターから、「日米規制改革委員会」廃止についてコメントされた部分 を再掲しておきます。
matsuikoji
鳩山内閣としては、規制改革は最重要課題の一つと認識。ただし緩和・撤廃と強化の両面の改革が必要。内外の意見は大いにそして謙虚に聴くが、特定国の声だけに耳を傾け、格段の配慮をする立場にはない。そういうことだったと思います。それに伴い既存の協議体はリセットするべきとの方針でした。
10:37 AM Jul 18th
さて、売国対米隷属・被官僚支配の「官」(凌雲会)政府は、いつ、この「米国からの命令を受けるための会議」を復活させるのでしょうか?
やはり、年次改革要望書も名称を変えるなどして、復活するのでしょうか?
■必読! 民主党・小泉俊明議員による「小泉竹中売国政治の総括」
2010年(平成22年)2月9日の衆議院予算委員会での質疑から全文掲載
■必見!必読! 緊縮財政・増税論に騙されるな!消費税増税の必要はない!
(平
成22年2月24
日 衆議院予算委
員会公聴会から)
▽二宮厚美・神戸大大学院教授
「今
こそ垂直的な所得再分配の再構築で経済復興・格差と貧困の是正・財政改革を」
⇒衆議院テレビで映像を観る ⇒質疑の会議録を活字で読む
▽菊池英博・日本金融財政研究所所長
「経済のイ
ロハを知っていれば考えられない旧政権によるデフレ下の緊縮財政」
⇒衆議院テレビで映像を観る ⇒質疑の会議録を活字で読む
▽下地幹郎(国民新党) [消費税に関する質疑]
「旧政権では国民から徴収する消費税が、財
界のための法人税減税の財源に使われていた」
⇒衆議院テレビで映像を観る ⇒質疑の会議録を活字で読む
■私たち国民の声を届けよう!
■以下の書籍をまだお読みでない方は是非ご一読ください、お薦めします。
小林興起氏の 「主権在米経済」2006年5月刊
関岡英之氏の 「拒否できない日本」2004年4月刊 (小林興起氏はじめ”抵抗勢力”とされた議員が郵政民営化に反対する端緒となった著書)
植草一秀氏
の 「知られざる真実 -拘留地にて-」
植草一秀氏の 「売国者たちの末路(副島隆彦氏との共著)」
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コメント
Caccyoさま
いつもありがとうございます。
しかし、年をとるというのは、こういうことなのですね。
小沢一郎氏の挨拶をしっかり聴いて、そのポイントは覚えていたつもりでしたが、「天命が下されれば命を懸ける」旨の話が抜けておりました。また、田中良紹氏の講演でも、メモはとらなかったものの「ここは覚えておいて記事にしよう」といった部分が、やはり抜け落ちています(^_^;)
懇親会での田中氏への質問も「普天間移設問題など一連の鳩山政権への攻撃は日米規制改革委員会の廃止に起因しているだろう」との言葉を得ていましたが、失念しておりました!(>_<)
小沢一郎氏との写真は、小沢さんの笑顔だけにトリミングして、いずれどこかで、掲載したく思います。
投稿: 利他不動 | 2010年10月 2日 (土) 21時10分
>田中良紹氏に挨拶し「鳩山政権が廃止した日米規制改革委員会」 について質問をしました。
さすがはわが利他不動さま!!!
懇親会の場で田中氏に直接質問とは素晴らしい!!(・o・)
超満員で盛況な会場にも係わらず、ぐいぐい前に出られたのでしょうか!??
>米国からの要望にどう対応するか、その協議の場がなくなったのだから、官僚はもう大変だった…
うんうん頷けるコメントを引き出していただきました!
小沢氏はしばし休養とのことですが、あまりゆっくりしている時間はないのかもしれませんね!!?(^^ゞ
なんせ、いきなり米中のはざまで立ち往生しかかっているようで、とても見ていられませんね!!
「官僚依存のアキカンナイカク」(-_-;)
…小沢氏の出番は意外と早く訪れるかも!!!?
しかしこの非常時に、トップに立ち陣頭指揮すべきカンシュショウは、一体何をしているのか?
その発言は少しも報道されず、姿すら見かけません!!!
すべてはセンゴクに任せて、バカドノは国連で漢字が読めなかったことを反省でもしているのでしょうか?
中国首脳と極秘会談でも行なって事態打開をしようともしないものか?温家宝もNYにいるんでしょうに!!?
それにしても厚生大臣経験者が「疾病(しつびょう)」と読んでは恥ずかしいですよね!!!?(゜o゜)
送っていただいた小沢氏との2ショットの写メ、小沢さんの笑顔がとても良かったです!!!
ブログにも掲載されてもよいのでは!!?(^^)v
日本一新の会の掲示板の方にも、このブログの案内をさせていただきます!!(^^♪
投稿: Caccyo | 2010年9月25日 (土) 22時31分