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2010年7月16日 (金)

「官」首相への国民の思いと、鳩山政権が日米史に刻んだ「日米規制改革委員会」廃止の事実

参議院選挙投票日の7月11日、久しぶりに自宅での時間を取れたので、ツィッターの情報収集と書き込みをしました。その中から、私が発信したものや他の方からの非常に共感できる言葉をご紹介します。

最初に、我欲のために自滅した「官」直人首相への(参議院選前の段階での)国民の思いを共有できる言葉です。政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】さんの記事「菅直人の大罪」 から引用しツィッターに書き込みました。

▼菅は超党派で協議して「消費税増税案」がまとまったら総選挙で国民の信を問うと言うが、超党派でまとめた増税案を突きつけられて国民はどこに投票すればいい?国民に選択肢は与えられない。全政治家対国民という対立。勝負の結果は明白。国民の負け。 ⇒http://bit.ly/9Z5lBy

▼菅直人は、超党派協議を呼びかけることで、死にかかっている自民党を政治の表舞台に呼び戻そうとしている。国民の意思は自民党の否定である。いまさら自民党に何をさせようというのか! ⇒http://bit.ly/9Z5lBy

▼菅直人政権はまだ何もしていない。やったことは小沢つぶしだけである。 ⇒http://bit.ly/9Z5lBy

▼自民党を消滅させたところから新しい日本を出発させよう、という小沢一郎と国民の意思はまったく足蹴にされている。自民党復活に手を貸す菅直人の罪は大きい。国民主権の国を作り上げるという方向を180度転換・逆戻りさせる菅直人の罪は大きい。 ⇒http://bit.ly/9Z5lBy

参議院選で大敗した結果、「官」直人首相が呼びかけなくとも、死にかかっていた自民党が表舞台に戻ってしまいました。
日本の歴代総理大臣で、最もアホなのは森喜朗と麻生太郎の2名だと思ってましたが、「官」直人氏も仲間入りです。日本の恥です。


それでは、鳩山政権が日米史に刻んでいた新事実です。年次改革要望書にも関連します。鳩山さんは、これだけの仕事をしながら、いや、したが故に、最もアホな首相となる人にバトンタッチしなければならなかった。 くやしいです。

▼THE JOURNAL の特番から 田中良紹氏「民主党政権になってから日米規制委員会が廃止されている。」 なるほど、だから年次改革要望書が出てこない訳か。「廃止されたことに米国は怒っているのだろう。普天間も含め数々の圧力はこれが原因だと思える。」

THE JOURNALの選挙特番 を序盤途中から少し視聴したのですが、35分50秒あたりからの田中良紹氏のこの発言で、政権交代後に米国からの「年次改革要望書」が米国大使館HPに公開されなくなった理由が理解できました。鳩山政権は「日米規制改革委員会」を廃止していたのです。

鳩山前首相は日本の対米史に残る立派な仕事をしていたのです!
毎年米国が日本に突きつけてくる「規制緩和と構造改革の命令」を受ける委員会を廃止することから、脱対米隷属の具体的行動を始めていたのです!

なのに、何故この成果を発表し、国民に「共に闘おう」と呼びかけられなかったのでしょうか? 「年次改革要望書」が何かを、そして過去の規制緩和や制度改革が全てこの「命令書」に基づいて行われてきた事実を、旧政権の悪政により破壊された経済も産業も、そして国民生活も、「年次改革要望書=米国のための日本改造命令書」によるものだったということを、国民に伝えるべきでした!
私はこのことを鳩山首相へ伝えたく、政権交代後何度か官邸へ投稿しましたが、結局実現はされませんでした。

そして小泉竹中構造改革の総括もすることなく終わりました。
残念でなりません。これらのことをしっかりと実行していれば、それに対する、メディアの隠蔽工作があったとしても、国民はここまで官僚とメディアに騙されることはなかったでしょう。

北沢防衛大臣や岡田外務大臣が就任直後から寝返り対米隷属派となったことも、政権交代直後からのゲーツ国防長官やヒラリー婆様による恫喝があり、その背景に「日米規制改革委員会」の廃止に対する米国の怒りがあったのですね。

国家反逆者 竹中平蔵氏 に投げかけた20の質問 には、私自身答えを持たない質問が5つほどありました。その一つが「政権交代後に年次改革要望書が米国大使館HPに公開されないこと」でしたが、今回こうして答えが得られました。
他の4つは、下記の通りです。

 1.「りそな銀行のインサイダー」で竹中氏がいくら儲けたのか。

 2.「りそな銀行のインサイダー」で何人の政府・与党議員・秘書とその家族が儲けたのか。

 3.菅新政権に対しては、年次改革要望書が公開される(or復活する?)のか。

 4.現在も竹中氏は住民票を米国に移して日本での住民税を払っていないのか。


3については、もう答えは見つかりました。
(他の3つは答えを知ろうが知るまいが、今後の日本には関係のない話ですね)

 「官」直人首相はこのまま退陣かもしれませんが、民主と自民のどちらが主体であっても、「売国対米隷属・新自由主義派」による政権が続く限り、せっかく鳩山政権が廃止した「日米規制改革委員会」と「年次改革要望書」は復活するでしょう。
「日米規制改革委員会」が復活する、もしくはそれに替わる別の「委員会」らしきものが立ち上がり、年次改革要望書か或いは同様の「日本に対する規制改革命令書」が、日本政府に対し突きつけられるはずです。

そうなると、郵政米営化による日本の国富略奪に続き、全国にある数々の共済が持つ資産も外資系保険会社のものとなり 国民皆保険の健康保険制度も破壊され、金融資産のみならず国民の命も奪われる、ああ、日本が破壊されてしまう、恐ろしい事態です。

7月13日にも書きましたが 、民主党が参議院選で勝っても負けても「売国対米隷属・新自由主義連合政権」が生まれるとしていた今後の政局が、今回の民主党大敗でどうなるかわからなくなりました。本日、自民・公明・みんなが連携する との報道もありました。


小沢一郎に託す以外に自主独立と国民生活向上への道はありません。
いつもいつも、一人に重い負担ばかりかけて心苦しく申し訳ないのですが、小沢一郎の最終戦争はまだまだ続きそうです。



■必見!必読! 日本は財政危機ではない! 消費税を上げる必要もない!

  (平 成22年2月24 日 衆議院予算委 員会公聴会から)

▽二宮厚美・神戸大大学院教授
「今 こそ垂直的な所得再分配の再構築で経済復興・格差と貧困の是正・財政改革を」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

▽菊池英博・日本金融財政研究所所長
「経済のイ ロハを知っていれば考えられない旧政権によるデフレ下の緊縮財政」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

▽下地幹郎(国民新党) [消費税に関する質疑]
「旧政権では国民から徴収する消費税が、財 界のための法人税減税の財源に使われていた」
 ⇒衆議院テレビで映像を観る   ⇒質疑の会議録を活字で読む

■私たち国民の声を届けよう!

亀井静香ウェブサイト
小沢一郎ウェブサイト

■以下の書籍をまだお読みでない方は是非ご一読ください、お薦めします。

小林興起氏の 「主権在米経済」2006年5月刊
関岡英之氏の 「拒否できない日本」2004年4月刊  (小林興起氏はじめ”抵抗勢力”とされた議員が郵政民営化に反対する端緒となった著書)
植草一秀氏 の 「知られざる真実 -拘留地にて-」
植草一秀氏の 「売国者たちの末路(副島隆彦氏との共著)」

【お 願い】

植草一秀氏を応援される皆様には、日本再生に向け、是非 植草氏のブログ  から 人気ブログランキング に入り、応援のクリックをお願いいたします。 

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コメント

小沢一郎さんのどこが潔白なのか管理人さん説明をお願いします。
あと麻生元総理は素晴らしい方ですよ。
麻生内閣の実績
http://www.youtube.com/watch?v=WINJlQrxhSo&feature=related

もう日本人は一つの情報だけを信じてはいけません。
自分から情報を求めましょう。

投稿: | 2010年11月27日 (土) 03時10分

年次改革要望書を問題視するなら(私も問題視しますけど)、その流れを作った危険な二国間協議である日米構造協議を問題にしなければいけないと思います。

で、日米構造協議の時の自民党幹事長は小沢さんです。彼がそのときに推進しなければこのようなひどい対米従属はありえなかったと思いますが、彼をどのように免責されるのですか。

私は小沢さんは権力のために何でもする人だと見ていて、日米構造協議時代の親米も、今回の在日外国人への擦り寄りも、結局は自分が権力を握るためだと思ってます。前回はそのために日本の経済がぼろぼろになった。今回はそのために主権が外国人の手に渡る、と。

投稿: 通りすがり | 2010年9月 1日 (水) 10時09分

鳩山さんは、対アメリカでは偉業を行ったとは思います。
が、中国や韓国への対応は府に落ちない部分があります。

投稿: なな | 2010年8月30日 (月) 10時42分

名無しの投稿者様

情報提供ありがとうございました。
中平幸典氏は1997年から民間に天下りし、2005年6月に信金中央金庫理事長、その後2009年6月に同相談役となっていますが、確かに、鳩山・オバマ初会談の日に転落死というのは、恐いですね。

その背景など、少し調べてみたいですが、早速「You are screwed」さんがこの件で記事を上げてくださいました。
http://gabrico-ovalnext.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-0a81.html

投稿: 利他不動 | 2010年7月20日 (火) 02時01分

こた様

情報提供ありがとうございました。
このスキャンダルが赤旗に掲載される日を待ってます。

投稿: 利他不動 | 2010年7月20日 (火) 01時39分

大蔵省の財務官として対米交渉の最高責任者だった中平幸典氏は、2009年9月23日、最初の鳩山・オバマ首脳会談が行われたその日に自宅マンシヨンから転落死している。

投稿: | 2010年7月17日 (土) 02時34分

厚生労働省が特定宗教法人の教理に配慮して、医師国家
試験の受験に際して不正に優遇しておりました。

http://257.teacup.com/newsda/bbs/3333

http://257.teacup.com/newsda/bbs/3336

教団がレーガン政権下のドール副大統領に陳情して
厚生省に圧力をかけさせました。

投稿: こた | 2010年7月16日 (金) 10時48分

麻生首相はアホでもないよ。天才だ。
アホなのは植●のほうだ。犯罪を犯しても、いつまでも冤罪だとうそをつく。民●党と同じだ。

投稿: らくや | 2010年7月16日 (金) 08時53分

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» ホンジュラス・クーデター一周年 [マスコミに載らない海外記事]
2010年6月28日 民主的選挙で選ばれたホンジュラス大統領マヌエル・セラヤを追放した軍事クーデターで、今日まで続く同国労働者階級に対する弾圧的暴力の時期が始まって以来、今日で一周年だ。 ポルフィリオ・ロボ・ソサ大統領政権と、同政権による、半球と世界との関係正常化キャンペーンを、オバマ政権が擁護していることが、ワシント... [続きを読む]

受信: 2010年7月17日 (土) 01時20分

» 鳩山由紀夫政権は「日米規制改革委員会」を廃止していた!! これは大偉業!! [逆説、そして徒然と…]
ブログ『父さんの日記』さまの、2010年7月16日(金)付記事『「官」首相への国民の思いと、鳩山政権が日米史に刻んだ「日米規制改革委員会」廃止の事実』に、自主独立を熱烈に希望し、この国を悪徳ヘキサゴンどもの手から奪還することを希望する者ならば、絶対に銘記しておくべきこ... [続きを読む]

受信: 2010年7月18日 (日) 09時27分

» 「官」首相への国民の思いと、鳩山政権が日米史に刻んだ「日米規制改革委員会」廃止の事実 [ブログ拾い読み]
http://rightaction.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-e57b.html国家反逆者 竹中平蔵氏 への20の質問(「父さんの日記」さんから転載)「... [続きを読む]

受信: 2010年7月19日 (月) 16時21分

» 8046 ● 洗濯だ カンちゃんケンちゃん すけこまし/■ すけこまし 近年女性は 賢いぞ (どらこ)/■ 賢いぞ 官僚主導 取り戻し (ななし) №8876〜№8879 [アルデバランの 夢の星]
色々引用させていただきました。どうぞ、よろしくお願いします。 [続きを読む]

受信: 2010年7月19日 (月) 19時09分

» 「官」首相への国民の思いと、鳩山政権が日米史に刻んだ「日米規制改革委員会」廃止の事実 [ブログ拾い読み]
http://rightaction.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-e57b.html国家反逆者 竹中平蔵氏 への20の質問(「父さんの日記」さんから転載)「... [続きを読む]

受信: 2010年9月 9日 (木) 15時45分

« 歴史的政権交代の後の歴史的不始末を直視し、再び「ウォルフレン論文」全文掲載3 | トップページ | 「日米規制改革委員会」廃止を実現させた鳩山由紀夫氏の引退撤回を歓迎します »