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2010年5月 9日 (日)

5月4日 鳩山首相と仲井真沖縄県知事の会談内容 (全文)

前稿からの続きです。
以下、「木霊の宿る町」 のおのまさんが鳩山首相と仲井眞知事のオープン会談の全文を掲載されているので、転載させていただきます。
会談全体の流れをつかみ、最後の会話も読んでみてください。


<転載開始>


仲井真弘多 沖縄県知事

「ちょっとこれ、よみあげさせていただいて、あいさつとさせていただきます。

 鳩山由紀夫内閣総理大臣にはご来県いただきましたこと、心から感謝し、歓迎を申し上げます。また、この時期、総理自らといいますか、ご自身で沖縄県民の声を聞かれたいとして、日程を考慮され、ご決断いただきましたこと、深く敬意を表します。この後、普天間での住民対話をはじめ、関係市町村長との懇談を通じ、沖縄の願い、そして思いをお酌み取りいただき、県民の納得のいく形で普天間問題を解決していただくよう、お願いを申し上げる次第でございます」

 「私からはこの機会に2点、申し上げたいと思います。第1は普天間飛行場の危険性を1日も早く除去していただきたいということでございます。普天間飛行場問題については県内では先日、25日の県民大会の状況からもうかがえますよう、県外移設の実現を期待する声が高まっております。県といたしましては政府がこうした県民の声を真摯に受け止め、普天間飛行場の危険性の除去に取り組んでいただきたいということでございます。第2は沖縄県民が負う過重な基地負担の大幅な軽減をお願い申し上げたいということでございます。沖縄県には在日米軍専用移設の約74%が存在し、県民生活や振興開発に様々な影響を与えていることから、この過重な基地負担を軽減することは県民の強い願いでございます」

 「そして、米軍基地に関係いたします問題、課題といたしましては5点、簡潔に申し上げますが、第1に米軍基地から派生する諸問題の解決促進ということですが、事件、事故が月に二十数件、大小、いろんなものが今なお起こっておりますので、航空機騒音なども含め、こういうものの軽減、われわれはゼロ・ディフェクト運動を米軍にしっかりやってくれと申し入れております。長年にわたり、ここらへんが落ち着いておりません」

 「第2に米軍基地の整理縮小ですが、まず実現可能なものから、ぜひ1つ、1つ取り組んでいただきたい。これ、ちょっと時間がかかるようですが、是非ですね、時間をかけてでも1つ、1つお取り組みいただければと思いま。そして米軍再編でグアム移転と嘉手納飛行場より南の米軍施設の施設区域の整理・統合・縮小、これを是非ですね進めていただきたいということでございます。米軍再編の見直しなどを公約として掲げスタートされましたが、県民の目に見える形での負担軽減がされるよう、お願いを申し上げます」

 「そして3番目は日米地位協定の抜本的な見直し。これも何十年にわたり、われわれは申し上げてきましたが、政権の公約で提起すると、見直しを提起するという点に県民が大変、実は期待を高めております。ぜひこの見直し協議を早めに開始していただきたいことと、特に、私どもは、1つだけ申し上げれば、環境関係の条項が1961年にできておりますからなかなか十分入っていないんで、このあたりはまず、取り入れるよう、がんばっていただければということでございます」

 「そして4つめですが、これは沖縄県では陸域だけでなくて、海域も、その上の空域もかなり制限を受けております。日本全体で確かこれ、9割ぐらいが沖縄周辺の海、そして空の制約を受けております。そういう中で妙な表現ですが、ホテル・ホテル訓練区域と称する海の区域ですが、漁船がこう回っていかないと目的地に行けないんで、突っ切っていけるような一部返還とか、そういう工夫を是非して取り組んでいただきたいということです」

 「それから、もう1つは鳥島、久米島射爆撃場。実弾射撃とか、爆撃の訓練場がございます。これは久米島は観光地ですが、そのかなり近いところで行われておりますし、島が変形して影も形もなくなりそうだという危機感がありまして、鳥島、久米島射爆撃場の返還は是非取り組んでいただきたい」

 「最後に与那国島って一番西の沖縄県の県域の一番西にある島ですが、台湾の見える島の防空識別圏が、台湾とのちょうど、島の上、日本国の島の上の真ん中を通っております。こういういびつな形というの、沖縄県民から見てもいかがなものかという強い思いが昔からありまして、防空識別圏をきちっと整理をして、自分の国の島の上を、真ん中を通るような識別圏はおかしいという思いが強い面がありますので、是非、この解消に尽きましても取り組んで頂きたいということです」

 「鳩山総理におかれましては、今後とも米軍基地の整理縮小や運用に伴う事件事故の防止などの基地問題をはじめ、沖縄県が抱えている諸問題についてご理解を深めて頂き、今後の施策の展開や課題解決にご尽力賜りますよう、お願い申し上げます。ちょっと長くなりました、これ、歓迎のあいさつでもありますので、1つよろしくおねがいいたします」

 

鳩山由紀夫首相

  「きょうは、久しぶりに沖縄、おじゃまさせていただきました。仲井真知事をはじめ、知事公室のみなさん方と、このようにお話をさせて頂く機会をいただきましたこと、まことに光栄に思っております。政治的にはこのようなときに沖縄を訪れるのは無謀ではないかとか、いろいろなお話もいただいてまいりましたが、このような時だからこそ、やはり沖縄の県民のみなさま方のお声を、直接的に、あるいは間接的に是非、拝聴させて頂きたい、その一心でまいりましたことを、どうか、ご迷惑をおかけしておりますが、ご容赦を願えればと思っております。また、先ほど仲井真知事から歓迎の言葉をいただきまして、誠に光栄に思っております。その中で、普天間の基地の問題、移設の問題に関して、仲井真知事をはじめ、大変みなさま方がご苦労をされている中で、特に旧政権。いわゆる現行案、あるいは現行案の修正というところまでまいられたことを敬意を申し上げたいと思っております」

 「私ども新しい政権を作らせていただくときに、今、知事からもお話がございましたように、国外、最低でも県外が望ましいということを私からも申し上げたこともございます。あるいは、今、外でもシュプレヒコールがございますが、県民のみなさん方の思いは国外、あるいは県外に移設してもらいたいという大きなお気持ちになっておられること、私も理解をいたしております。ある意味で、辺野古に立たせていただいたときに、そのような思いを私も感じたところでございまして、それだからこそ、ある意味で現行、あるいは現行案の修正で仲井真知事さんはじめ、みなさんが大変ご苦労されているところを、新政権としてまだ5月末まで待ってほしいということで、そのことに関しては新たな考え方というものを求めるべく、お願い申し上げてきたところでございまして、そのことに関して知事さんはじめ、みなさん方にも大変、多大なご迷惑をかけたことを申し訳なく思っております」

 「きょうは率直に県民の皆様にもこのような立場からおわびを申し上げなければならない。その思いでおじゃまをしたところでございます。私として、今、知事からのお話がございましたことを1つ、1つ、できる限り丁寧にそのお気持ちを学ばせていただいて、お答えができるように努力してまいりたいと思っております。ご案内の通り、すべてをパッケージとして解決をいたすということが大事なことだと、そのようにおも思っておりまして努力を傾注してまいりたいと思っております。

 この普天間のことに関して申し上げれば、私としてもさまざま、たとえば、海外という話もなかったわけではありませんが、現実に米軍の、日米の同盟関係を考えたときに、また近隣諸国との関係を考えたときに、必ずしもそれは抑止力という観点から難しいという思いになりました。現実には不可能だということも、これは委員会などでも答弁申し上げてきたところでございます。そうなりますと、県外、あるいは、ということで、いろいろと努力をしてきているところでございますが、すべてを県外にということは、なかなか現実問題としてむずかしいということに直面しております。でき得れば沖縄のみなさん方に、これはさまざま、一番大事なことは普天間の危険性の早急の除去ということを果たしていただくこと。そして、沖縄のみなさま方のご負担をできる限り減らすように最大限努力することが一番重要なことだと思っておりまして、そのような努力の中でパッケージとして、そのことを果たさせていただく中でぜひ沖縄の皆さま方にもご負担をお願いしなければならないと、その思いで今日もまいった次第でございます。県民のみなさま方のさまざまな気持ちがおありだと思っておりますので、きょうは県民の皆様方の、知事をはじめ、みなさま方のお気持ちをしっかりと受け止めさせて頂く機会にしたいと、そのように思っておりますので、いろいろきょうは住民のみなさま方との対話集会もセットしていただいておりますし、その意味では普天間の危険性の除去をいかにして、早く実現するかという道も考えてまいりたいとも思っておりますし、また、この名護の市長さんなどとも、市長さん方とも、あるいは宜野湾の市長さん方ともいろいろとお気持ちを学ばせて頂ければと思ってきょうはおじゃまをしてまいったところでございました。きょうは先ほど花束までちょうだいして大変感謝しておりますが、仲井真知事はじめ、沖縄の県民のみなさん方のお気持ちをできる限り政府としてもしっかりと学ぶ一日にしてまいりたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。きょうはありがとうございます」

 

司会者「しばらくの間ご懇談の時間とさせていただきたいと思います」

知事「これから市町村長さんとか、あれですよね?普天間地域のみなさん、それから名護のみなさんとお会いになりますよね」

首相「はい」

知事「この間のやっぱり県民大会の思いというのが率直な、県民の声ですから、1つ、そういう部分が強く総理にお願いで出てくると思いますが、ぜひきちっと受け止めていただければありがたいと思っております」

首相「分かりました。先ほど知事のお話の中にありましたホテル・ホテル、あるいは…」

知事「海域ですね」

首相「海域の問題とか、あるいは嘉手納以南の整理統合のお話、しっかりと承らせていただきたいと思っておりまして。これは日米との交渉ごとでございますが、できる限り、まあこれは環境問題に関する日米地位協定の話もいただきましたが、そういったことも含めてしっかりとこの沖縄の県民のみなさん方のご負担をこれはパッケージの中でできる限り軽減をできるような努力は申し上げてまいりたいと思っております」

知事「どうもありがとうございます。ちょうどですね。普天間基地の問題だけではなくて、基地の運用、日々のオペレーションがありますね。これに伴って音であるとか、結構事件事故とかいろいろありまして、ですから、長年にわたって、24の市町村でしたっけ?28だっけ?県内の市町村、41の中の二十いくつかが米軍基地と関連している市町村でして、毎年実はこういうことを是非改善をお願いしたいということで二十いくつかの項目をですね、政府および米軍、そしてアメリカ大使館とか、横田基地とか、われわれ参上していますが、こういう中で先ほど申し上げました中のいくつかですが、二十いくつかの項目について今まであんまり政府が取り合っていただけないものですから」

首相「そうですか。それは…」

知事「きちっと、確かに時間のかかるものもあると思います。すぐ可能なものも僕らあるんじゃないかと思っておりますので、是非一回、全部をチェックしていただいて、前へ改善進めていただければ非常にありがたいんで、よろしくお願いいたします。これ、平野官房長官もお見えになったときにも、こういう全部チェックしてみてくださいということをお願いしておりますから。防衛大臣にもですね。外務大臣にも。その他改めて政府としてこういうものを、ちょっとのれんに腕押し、馬耳東風みたいな…」

首相「あ、そうですか!それはいかん」

知事「続いていまして、僕らちょっと、だいぶんフラストレーションだったんですが1つ、よろしくお願いいたします」

首相「そこは誠心誠意努力をいたします。お約束をいたします」

知事「そしてまた、普天間の移設につきましてもいろんなマスコミのみなさんからの情報を得るのがわれわれ、むしろ、マスコミのみなさんからの情報がずっと先へ出るものですから、それを中心にうかがっていますが、それを是非、せめてわれわれのところにも同時に情報が来るように」

首相「はい。それはおっしゃるとおりだと思います。まだ、完全な政府案としてまとまっておらないものですから恐縮でございますが、できる限り、当然のことでありますが、沖縄の知事はじめ、県民のみなさんと共に解決をさせていただきたいと思っておりますので、そのようにいたします」

知事「くどいようですが、本当に政権の公約といいますか、沿った解決策というものに対する期待が非常に強いものですから、是非公約に沿った解決策、満足いくというか、納得いく解決策というのをひとつ、是非お示し願えればこんなうれしいことはございませんので、お願いいたします。総理の、よく、マスコミのみなさんから出る腹案っていうものもあるんだろうということで、非常にみなさん期待しているものですから、よろしくひとつ、お願いします」 

首相「必ずそのようにいたします」


<転載終了>


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