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2010年3月 5日 (金)

『日本は財政危機』論に迫る!~Caccyo通信100302

かっちょ様のCaccyo通信100302です。
今回いただいたCaccyo通信は、2月27日の記事 に続き、日本の経済財政問題についての考察となります。


かっちょ様が今回ご紹介下さる、二宮厚美・神戸大大学院教授と菊池英博・日本金融財政研究所所長の公述を拝聴すると、「これまで植草一秀氏が強く主張・提言されてきたことが、お二人の言葉で力強く、分かりやすく、強い説得力をもって、国会の場で再現された」ように感じる。

例えば菊池英博氏の公述では、冒頭以下の点を指摘された。
長期デフレの元凶として「財政デフレ」「金融デフレ」「リストラデフレ」の3点がある。


財政デフレ:
デフレ下での緊縮財政政策は歴史を見ても必ず失敗している。経済のいろはを理解している者からは考えられないことである。

金融デフレ:
デフレ時代の「金融三点セット」の強行について言及された。「ペイオフ」「時価会計・減損会計」「自己資本比率規制」である。小泉政権での竹中氏は、デフレ下において時価会計・減損会計を取り入れ、資産を目減りさせ、その結果不良債権を積み上げ、自己資本を落とさせる。そして銀行を潰した(UFJ銀行は意図的に潰された)。この政策のお陰で金融機能が縮小した。

リストラデフレ:
2002年の労働法改正で「説明さえすれば自由に解雇できるようになった」これは戦前あるいは19世紀のものである。


菊池英博氏は、国会の予算委員会公聴会において、具体的な統計数値も用い歯に衣着せぬ論説で小泉竹中政権の悪政を喝破し、正論を展開された。二宮厚美氏も同様である。

かっちょ様は多忙な中、この予算委員会公聴会のビデオを何度もポーズで止めながら、メモを取り、二宮厚美氏と菊池英博氏の論説をご自身で納得し消化しながら、下記の通りまとめられた。是非、このCaccyo通信を読みながら、衆議院テレビ で識者お二人の授業を受けていただきたい。
かっちょ様が書かれた通り、「これを見逃したら、真実を見過ごし、洗脳されたまま」そして「財務省の思うつぼ」である。経済・財政政策について「情報弱者」から脱皮するため、私も繰り返し拝聴したく思う。

Caccyo通信の後に菊池英博氏のことを取り上げたリンクを2点置いたので、こちらもご一読願いたい。
神州の泉 の高橋博彦氏による「植草氏とあい並ぶサムライ・エコノミスト・菊池英博氏」(2007年7月11日)と、そこへのコメントでyasuji様がご紹介下さったElectronic Journal様の「日本は財政危機ではなく政策危機である(EJ1765号)」(2006年02月01日)である。


<『日本は財政危機』論に迫る!~Caccyo通信100302>

こんにちはCaccyoです(^^♪
3月を迎えたばかりですが春本番のような陽気ですね(・o・)!?

先週末は学生に戻った気分で勉強ができました。
講義を聴きノートを取って、要点を整理しました。
先生は、予算委員会公聴会(衆議院テレビ)より

☆二宮厚美氏(神戸大大学院教授)
☆菊池英博氏(日本金融財政研究所所長)
…他多数

衆議院テレビ
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.php?deli_id=40182
にて公開されています!

ネット上の「とんでも論」ではなく、
衆議院の予算委員会で、公述人として述べられた論説です!
日本の今後採るべき経済財政問題の方向性が
明瞭に的確に述べられています!!
皆さまにも是非ご覧いただきたく!ご案内させていただきます。

お二人の経済論が理解できれば、
小泉政権が日本経済を破壊したさまがハッキリ認識できます。
そして歴代自民政権が、いかに偏った政策を採ってきたか!!解るはずです。

しかし残念ながら、このようなまっとうな論議は、
旧政権下では(そして今でも!!)、マスメディアには取り上げられません!
彼らの利益と国民の利益は「=」で結ばれるものではないのでしょうか?

まずは、お二人の公述の様子をそのままの映像でご覧ください!
二宮教授:20分間、菊池先生:29分間です。
必見です!
どちらも優劣付けられないほど秀逸です!思わず引き込まれます!!!

これを見逃したら、
あなたは真実を見過ごし、洗脳されたまま!??
「財務省の思うつぼ!?」かも!??(-_-;)

衆議院テレビ
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.php?deli_id=40182

↑↑↑ CHECK IT OUT!! ↑↑↑
*****************

下記は、Caccyoが書き出した注目すべき論点です!

◎二宮教授・菊池先生の論説のキモ
現在の日本は資本至上主義の下、弱肉強食の格差社会に変貌した!
この20年間に資本家層の言いなりの自公政権は弱者切捨てを実行してきた!!
その結果、冨が著しく偏在する社会となって、貧困層の生存権が脅かされる
状況にまで、格差拡大が進行した!また中間層の貧困化は、相当な需要不足
を引き起こし、日本を深刻な「デフレ不況」に陥らせた!!!
鳩山政権が謳う「国民生活重視の政治」「いのちを守る政治」実現のためには、
弱者を社会が支える「優しい社会」のためには、課税の累進率を強化することで、
所得の垂直的再分配を直ちに実行しなければならない!
子供手当てや高校授業料無料化や、社会福祉・医療費などの生活密着部門
への投資は投資係数が高く、消費や雇用を拡大させ、しぼんだ需要を拡大して
景気拡大に直結する政策である。
これらの政策を「バラマキ」と呼んで否定することは、負担増を嫌う「富裕層の
言掛かり」に過ぎない!!その声に押されてきた結果が、今の日本の現状である!!
今こそ憲法25条に謳われた「生存権」について思いを巡らすべきである!!!
同時にこれは最も効果的な景気拡大策であり、景気拡大により税収が上がれ
ば、財政赤字の改善にも大いに寄与することが期待できる!
日本の閉塞状況を打ち破る、三位一体的な解決の突破口である!

☆二宮教授(学者然とした風貌ながら、筋はピシッ!!っと通っている)

A)新自由主義経済路線の小泉カイカクは、財政による所得再分配機能
 を弱体化させ、富裕層への富の偏在を加速させ格差を拡大させた。
 富裕層に集まった過剰な富は、投資マネーと姿を変えハゲタカファンドの
 原資となって、各国の金融市場で大暴れ!(金融市場は大迷惑!!)
B)格差拡大により、底辺部分の貧困層が増大した(貧困率OECD中4位)
 その結果として内需は不振に⇒深刻なデフレ不況に陥っている!!
C)デフレ不況で税収減⇒財政状況はますます悪化!
 「A⇒B⇒C」この流れを断ち切るために⇒【所得の垂直的再分配】を!!!

【所得の垂直的再分配】=富裕層の富を税として吸い上げ、貧困層に!!
a)消費性向の高い貧困層は、分配された富を消費に回す
  ⇒消費拡大⇒内需拡大から不況打開⇒経済成長へ!
b)経済成長から税収増により、財政状況も改善に転じる
c)貧困層への分配拡大=社会保障・福祉の充実・向上
d)富裕層の負担増=富の独占欲は満たされないが、経済発展により、
 日本全体が経済成長することは、富裕層にもメリットは十分あり!!

『垂直的分配』の対極となるのが『水平的分配』だが、
『水平的分配』とは、消費税のような大衆課税や、福祉目的税のように
広く薄くから集めて福祉に分配したりするやり方。昨年、注目を集めた
「事業仕分け」も分配先を変更させるという意味で水平的といえる!?
現在の格差社会を打開のためには、水平的ではなく垂直的な分配の
見直しがなされるべき!なぜ、素早く見直しを行わないのか!!???

福祉目的税として消費税の税率を上げる(5%+福祉税**%)増税案が
いわれているが、論理矛盾も甚だしく福祉を歪めるものである!!!
根拠=「憲法25条:生存権」
1.すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する
2.国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生
 の向上及び増進に努めなければならない

この憲法25条が規定する生存権に照し合わせると、「逆進税による福祉」
は論理矛盾で有り得ない!目的税化は、本来国がなすべき福祉を共済
のように互助的に行おうとするもので、福祉を歪めるやり方であり、租税
民主主義にも反する手法である!!
また25条の国民の生存権を保障するという趣旨からすれば、社会福祉
や医療は「応益負担」ではなく、「応能負担」であるべきである!

☆菊池英博先生(小泉時代を「暗黒の時代」と斬り捨てる頼もしい論客)

▼小泉カイカクは、徹底したデフレ政策で日本を《平成経済恐慌》に陥れた。
・日本経済は97年からずっとデフレが続いている(内需縮小、投資不足)
・97年以降、名目GDPは全く増えず、デフレにより実質GDPだけが増えた。
・いざなぎ越え好景気=内需の落込みを、デフレと輸出増がカバーしただけ。
 =所得も減り続ける経済成長はウソ!名目成長してこそ成長といえる。
・02年の労働者派遣法の改悪は、労働法制を1世紀逆戻りさせる暴挙。
・しぼむ内需を下支えしてきた財政を、財政均衡を理由に大削減。
・01年比で08年までに、財政支出と地方交付税を累計で60兆円削減。
 ⇒財政均衡に至る前に経済規模が縮小してしまい、全く逆効果。
・橋本構造改革が大きなつまずき⇒小泉カイカクがダメ押しした。
・日本は石油危機以来、政府投資が民間の投資不足を補完してきた。
 =積極財政で双子の赤字を解消した、クリントンモデルを見習うべき。

▲日本の財政赤字は財務省が喧伝するほど危機的ではない。
・問題視すべきは粗債務ではなく、資産を差し引いた純債務の方だ。
 =海外では、日本が財政危機だと考える経済学者は一人もいない。
・今こそ、財政投資大幅増で大きく方針転換すべき。
・子供手当ては普遍的な政策であり、決してばら撒きではない。
・新自由主義下でトリクルダウンは期待できず、ゼネコン投資は×。
・投資乗数の高い、医療・社会保障など生活密着部門へ投資すべき。
・輸入品購入は投資効果僅か(内需ではない)=ユニクロは日本を滅ぼす。
・人口減を睨んでの緊縮財政論は、全面的な間違い。
・消費税導入以来徴収累計:201兆円、同時期の法人税軽減累計:164兆円
 ⇒誰のための政治をしてきたか!?一目瞭然=財界の言いなり
・09年経済財政諮問会議:消費税12%案答申=11年から1%ずつ税率アップ
 ⇒宍戸駿太郎氏の試算:10年後にGDP34%減との予測=『日本破滅!』
・日本とスウェーデンとの税収に占める消費税の負担割愛は同じ22%!??
 =日本の消費税は、例外項目もほとんどなく、逆進性が極めて強い!
  食料品・医療費・教育・福祉・介護等は原則非課税が望ましい!!

*****************

他の公述人の皆さんも良いご意見を述べられているので、お時間が許せば
是非すべてご覧ください!委員による質疑応答も聞かせどころありです!!
立命館大の高橋教授のご意見も、なかなか頷かされます!!!

上記意見をしっかり取り入れて、鳩山政権が次年度予算(平成23年度)までに、
『累進率強化など所得の垂直的再分配』に大きく政策転換できるか?が、
「国民生活復活!!」「日本経済復活!!」への分水嶺となると思われます!!!
是が非でも夏の参院選に大勝利して、自民や偽装カイカク勢力の息の根を
完全に止め、官僚勢力をねじ伏せて、国民主権内閣を確かなものにしなく
てはいけません!
その上で、本格的な政策転換を断行されることを念願しています!(^^)v

その時こそが、鳩山政権の正念場だといえるでしょう!!?
民主党内にも、閣内にも、財政均衡論者は少なくないようですし、
国民の大多数は30年近く『財政危機論』を聞かされ続けてきました。
国会議員の中にも検証もなしで、「財政赤字を子孫に残してはいけない!」
と、本気でナイーヴに信じている方が少なからずみえる筈です!!?

でも、この財政危機論議に決着をつけないと、前向きな政策論議に入れず、
結局は官僚勢力の恫喝的圧力に屈してしまうことになってしまいそうに思え、
深く危惧します!!!

まったく険しく遠い道のりですが、他に方法はなさそうに思われます!
どうかこの経済政策についてご理解いただき、ご賛同頂けるようでしたら、
少しでも一人でも多くの方に、情報拡散お願いいたしたく思います!!(^^)v

我々の子供たちの明るい未来のために(^o^)丿
みなさまのご理解とご協力をお願いいたしますm(__)m

Caccyo313♪

最後に、菊池英博氏と財政危機論について、下記2件を是非ともご一読願いたい。

神州の泉 様から
「植草氏とあい並ぶサムライ・エコノミスト・菊池英博氏」  2007年7月11日 (水)

Electronic Journal様から
「日本は財政危機ではなく政策危機である(EJ1765号)」  2006年02月01日



私たち国民の声を届けよう!

亀井静香ウェブサイト
小沢一郎ウェブサイト
鳩山内閣メールマガジン 
ハトミミ.com

以下の書籍をまだお読みでない方は是非ご一読ください、お薦めします。

小林興起氏の 「主権在米経済」2006年5月刊
関岡英之氏の 「拒否できない日本」2004年4月刊  (小林興起氏はじめ”抵抗勢力”とされた議員が郵政民営化に反対する端緒となった著書)
植草一秀氏の 「知られざる真実 -拘留地にて-」
植草一秀氏の 「売国者たちの末路(副島隆彦氏との共著)」



【お願い】
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コメント

ろくぶんぎ様

コメントありがとうございます。

仰る通り「賽の河原の石積み」を継続することが大事だと思います。
信念を持って正義を愚直に貫き通すことで、いずれ平成維新成就が現実のものとなるのでしょう。
一人ひとりの愚直さの結果が、爆発的なエネルギーになるまで蓄電されることを信じます。

政府には、歴史的積極財政の決断と実行をしていただきたいものです。

投稿: 利他不動 | 2010年3月21日 (日) 10時06分

今の日本にとって問題であり、かつ財政&マクロ経済再生(小生は大規模な積極財政を少なくとも5年程度果敢に実施すればマクロ経済が復活すれば、馬鹿がピーチクパーチク喚いている財政再建も達成できると確信している)にとって最大の障害は、二宮厚美、菊池英博、丹羽春喜といった本物の学者の唱える「真理に最も近い言説」がものの見事に封殺され、竹中平蔵や池田信夫(フルネームを正式に書くことすら嫌な奴らです。両名は「竹馬鹿平蔵」「ボケ田信夫」と即刻改名すべき)のような大嘘吐きかつ自分のポケットマネーしか興味のない顕微鏡レンズしか持ち合わせていない、人間の皮をかぶったゴキブリの言説が正しいこととして捉えられ、かつ自分の利益しか考えない木端役人やクソ外資にいいように利用され内憂外患を招いていることである。

嘘吐き学者とか捏造報道マスコミを「学問の自治」「報道の自由」とかという美名のもと、野放しにするのは、大学ならびにマスコミに、彼らが他人に対しては口うるさく求める「自浄作用」とやらが完全欠落していることの良い証左である。

国会で二宮・菊池両先生が誠実に真実あるいはそれに最も近い言説を述べられているのに、これを最も真剣に聞きかつ直ちに政策に反映させなければならない財務大臣とかが木端役人の弁に惑わされ、竜頭蛇尾のデフレ対策で祖国をさらに衰亡させる(財務省の木端役人どもはこれを狙っているだろうが)ようなことのないよう、(財務大臣はみていないかもしれぬが)輿論を確たるものにしなければならない。
小生も事あるごとに財政危機論は狼少年の叫び声で信用に値しない、と周囲の人に話をしているのですが、マスコミや嘘吐き学者の情報爆弾の被曝を受け続けている人にはなかなか伝わらない…。
でも賽の河原の石積みはやめるわけにはいかないので、半ば自分で自分を励ましながら、といった具合です。

投稿: ろくぶんぎ | 2010年3月 5日 (金) 17時42分

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