小沢一郎を守るため「検察官適格審査会」に特捜部長の罷免要求の声を!
小沢一郎氏が東京地検の事情聴取を応諾した件、23日に行われるらしい 。そしていつもの「関係者」からのリークであるため、どこまで事実かは不明であるが、検察は「被疑者聴取」 とすることも検討しているらしい。
私は小沢氏が聴取に応じたら、地検は必ず身柄拘束すると思っている。だから、小沢氏には聴取に応じてほしくなかったし、小沢氏も絶対に聴取には応じないと思っていた。
しかし、小沢氏は応諾した。
ちなみに「被疑者」とはマスコミが一般的に用いる「容疑者」のことらしい 。「関係者」は、小沢氏はもう犯罪者として立件の準備を進められているとの情報を、国民に対し発信しているのである。
この件で私は、何故小沢氏が聴取を応諾したのかを考えていた。
私の推察でしかないが、小沢氏は自身の安全を担保したから応諾したのではないかと、そのように思う。いや、思いたい。
もしそうだとしたら、どのように安全を担保したのだろう? 小沢氏と政府は検察と手打ちをしたのではないかと思う。
①「司法改革」と「検察改革」を行わないものとした。
政府が今後予定しているとされていた「司法改革」と「検察改革(もちろん検察人事含む)」には手をつけず、その見返りに「何としても無理矢理にでも絶対小沢逮捕」だけは避ける提案をした。
②検察に「権力行使」の圧力をかけた。
現在の検察とマスコミによるクーデターの最中、法務大臣による「指揮権」や「人事権」の発動などは逆に「独裁」「不当な権力行使」などと世論を煽られるだけである。だから鳩山首相はこれらの権力行使に否定的な発言をしている。
しかしそれは表向きのポーズとして、もしかすると検察に対し「指揮権」「人事権」あるいは「検察官適格審査」の行使を真剣に臭わせているかも知れない。
それで「どうせ鳩山政権は何も動けない」と見下していた検察は「政府の本気」を認識し、最終目標であった「小沢逮捕」を譲歩した。
どちらであっても、小沢氏と政府は、現職議員と秘書の逮捕というダメージに加え小沢幹事長への悪評の後遺症は残るが、小沢氏が幹事長を辞職しても、昨年の西松事件後と同様に選対本部長として選挙に集中すればよい。目標は参議院選での過半数、そして安定多数である。「自分が辞任すればまた支持率は上がる」「大事なことは地方を回り国民の意見を聞くことだ」と、目標達成のためにまたしても小沢氏自らが犠牲になるつもりではないだろうか。
そして検察側は「小沢を事情聴取した」という事実が残り、メンツだけは保つことができる。加えて何よりも、小沢氏と政府に「指揮権を使われる屈辱」「検事総長の人事を国会同意人事の枠組みに入れられる絶望」「検察官適格審査会によって免職される恐怖」から解放されるのである。
①と②は同じことを言っているようであるが、小沢氏と政府の姿勢が異なる。①は消極的な守りの発想であり、②は積極的に相手を落としにかかる攻撃的姿勢である。 闘う意思を見せた小沢氏と政府は②を選択したのではないだろうか。
もしも両者が手打ちをして、私が恐れる「犯罪捏造による小沢一郎逮捕」を回避できるのであれば、現状での最良の結果を得たことになる。
これらの推察は、あくまでも私の願望からなるものであるが、そのように思えてならない。
さて、ここで「検察官適格審査会」 について、時間の都合で、まずは簡単にお知らせのみさせていただく。
「検察官適格審査会」は3年に一度の提示審査で検察官を審査するのだが、法務大臣が招集をかけることもできる。
そしてなんと「私たち一般人も審査会に検察官の審査を申し出ることができる」ため、私たち国民はこの申し出によって「検察官適格審査会」を招集してもらい、佐久間特捜部長、いや頂点の検事総長までの罷免を要求し、審査してもらうこともできそうである。
「検察官適格審査会」についての担当窓口:法務省大臣官房人事課 03-3580-4111
詳細はこちらのページへ
検察官適格審査会にどんどん国民の要求を入れましょう!
取り急ぎ、今回は私の願望と「検察官適格審査会」についての情報提供をさせていただく。
それにしても検察が指定したのが23日とは、またまた週末である。翌日は日曜日。午前中に政治番組が集中している。。。
【追記】
もうひとつ、大事な情報です。この「検察官適格審査会」について、地獄への階段さん が詳細に調べ分析してくださっているので、是非お読みいただきたい。
本文中「何としても無理矢理にでも絶対小沢逮捕」「犯罪捏造による小沢一郎逮捕」は目撃者不在の中での現行犯逮捕も有り得るとの主旨である。
「まさか」とは思うが、そこまでして小沢一郎を拘束したく思っているのではないか、そのように思っている。
私たち国民の声を届けよう!
亀井静香ウェブサイト
小沢一郎ウェブサイト
鳩山内閣メールマガジン
以下の書籍をまだお読みでない方は是非ご一読ください、お薦めします。
小林興起氏の 「主権在米経済」2006年5月刊
関岡英之氏の 「拒否できない日本」2004年4月刊 (小林興起氏はじめ”抵抗勢力”とされた議員が郵政民営化に反対する端緒となった著書)
植草一秀氏の 「知られざる真実 -拘留地にて-」
植草一秀氏の 「売国者たちの末路(副島隆彦氏との共著)」
【お願い】 植草一秀氏を応援される皆様には、日本再生に向け、是非 植草氏のブログ から 人気ブログランキング に入り、応援のクリックをお願いいたします。 ブログランキングを圧倒的数字で維持し、歩を進めましょう。
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コメント
ky 様
貴重な情報をいただき感謝いたします。
真の民主主義を勝ち取るために行動をおこしましょう!
よろしくお願いいたします。
投稿: 利他不動 | 2010年1月28日 (木) 13時43分
小沢一郎が民主内で、総理大臣の検察庁に対する指揮監督権限強化を検討する委員会を設けたこと
ニューヨーク・タイムズ・2010・1・20
「日本のスキャンダルで新旧体制が衝突」という見出し記事。
旧勢力の利権を守るために嗾(けしか)けられた東京地検特捜部の、新政権に対する理不
尽な攻撃をマーティン・ファクラー特派員が記事にしている。
その記事で彼は重要な指摘をしている。
Mr. Ozawa may be seeking the upper hand after he created a special party committe
e last year that called on the prime minister to exert more control over the prosecutors.
去年、小沢一郎が民主内で、総理大臣の検察庁に対する指揮監督権限強化を検討する委員
会を設けたことを、検察は懸念しているのではないかと。
力の行使権限を削がれることの恐怖で、特捜部は形振りかまわない捜査に暴走したのではないか・・・
http://esashib.hp.infoseek.co.jp/ozawa01.htm
圧倒的な民意で政権交代を国民から託された新政権を,
「執拗に狙う仕事」を東京地検特捜部に投げ与えた犯罪者どもとの闘いに
日本国民が勝利しなければ真の民主主義の勝利もありえない。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-10-31/03_01.html
続けざまに大恥を掻いたので天下りや出世のために一発逆点で大きな案件の小沢をねらっ
たのだろう。
小沢に対する強引な捜査の背景には、汚名返上を焦る佐久間の「私情」が見え隠れする。
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-40.html
調べてみて愕然としたこのチンピラ3人、漆間巌、大林宏、田母神俊雄。
http://www.youtube.com/watch?v=0suKc0jRBzs
アメリカが日本資産を強奪するときその恩恵に与って棲息する一群の破廉恥漢たちがいる。
郵政民営化とともに有事法を推進した犯罪者どもがその典型であろう。
投稿: ky | 2010年1月22日 (金) 18時10分