財部誠一氏の稚拙な「魔女狩り」説 と売国政治の本質に触れられない THE JOURNAL
最近 THE JOURNAL という質の高いブログサイトを見つけた。
どこが高質であるかと言うと、コメントを寄せる読者の思考と言論の質である。
ブロガーとして契約した著名人が記事を提供し、そこへ読者が意見を発するのであるが、今回、8/18付の財部誠一氏の記事 ”『魔女狩り』で『格差』は解消できない” を読み、財部氏と複数の読者宛に簡潔なコメントを寄せてみた。
しかし、以前の日経BPネット 「森永卓郎氏の記事への投稿」 と同様、ここでもまた私のコメントは公開を保留されることとなった。
どうしても、私が問題提起したい文言は放送コードならぬ”掲載コード”に引っかかってしまうようである。
<まずは財部氏の記事を転載>
『魔女狩り』で『格差』は解消できない
いまや日本では格差社会の元凶は小泉構造改革だとされている。衆議院総選挙を目前にした政治家たちは、小泉元首相とその指南役だった竹中平蔵氏が日本を格差社会に追い込んだという批判を繰り返している。市場原理を最大の価値とした政策理念が、製造業への安易な派遣を認めたことが所得格差を生み、耐え難い格差社会を作り出してしまったという。じつにわかりやすい『魔女狩り』的ストーリーだ。
だが本当にそうなのか?
先月公表された今年度の経済白書は、結果として、この魔女狩りには正当性がないことを論証した。所得格差は1980年代から始まり、格差の拡大がとりわけ大きかったのは97年~02年であり、02年~07年にかけてはむしろ格差拡大ペースが落ちたことを経済白書の統計は示している。
じつは8月16日のサンデープロジェクトに出演した竹中氏は、野党幹事長からの厳しい格差批判に対して経済白書を持ち出して反駁したが、彼らは一切耳を傾けなかった。だが客観的には小泉政権下の02年から07年、格差拡大が緩やかになっていた。その理由について経済白書は、「景気回復の続くなかで、非正規雇用者の給与水準がある程度高まったため」としている。だからといって小泉政権が格差問題に対するすべての責任から免責されるとは思わないが、魔女狩りさながらに、すべての責任を小泉・竹中に押し付けるのは短絡した悪意と言わざるを得ない。
格差問題の是正には、セーフティネットの充実とともに成長戦略も不可欠だということだ。
<ここまで財部氏の記事転載>
これに対し、多くの読者からなるほどと感心させられる投稿も多く寄せられているので、関心のある方は”『魔女狩り』で『格差』は解消できない” の読者コメントをどうぞ。
私は、このうちの2名と財部氏に対しメッセージを投稿した。
文中の kobamitsu 氏に対しては、多くの読者からの辛辣な小泉・竹中批判に我慢ならず投稿されたものへ、私からメッセージを送った。 kobamitsu 氏が小泉・竹中一派による売国政治への認識を得られるかどうか、植草氏と小林興起氏の著書を読まれることをお薦めした次第。 ただ、これは建前で、本音は、TEH JOURNAL 読者諸氏に書籍の存在をPRすることであった。
mansaku 氏に対しては「郵政選挙で自民に投票した有権者は現状についての結果責任を負う」旨のコメントがあったため、私からのメッセージを記した。
<以下私が投稿したコメント>
>kobamitsu 様
よろしければ下記3冊をお読みください。
お薦めいたします。
注)原文には全て amazon の URL 記載
>財部様
既に、上記3冊ともお読みになっているとは存じますが、再読願いたいものです。
貴方が田原氏と同様、政府自公サイドのコメント発信人であるとしても、ご自身でこの記事は稚拙だったとは思われませんか?
もしかしたら、掲載するするサイトを間違えられたのではありませんか?
この記事のターゲットは別の読者層であったとか。。。
>mansaku 様
小泉・竹中チームによる、米国と二人三脚での”メディア戦術=売国のための日本人洗脳プロジェクト”は、郵政選挙で大成功を収めましたが、騙すターゲットを決め、騙すためにマーケティングチームを編成し、騙すためのプロのメディア戦術が展開されたわけですから、不幸にも騙されてしまった有権者に選挙での結果責任を問うのは酷と思います。
その騙された有権者の多くが、気づき目覚めれば、今回の選挙での行動は変わるはず。それが騙され気付いた有権者の責任の取り方ではないかと思います。
そして、騙されたまま気付かないでいる有権者は、また自公に票を入れるのでしょう。
<ここまで私が投稿したコメント>
読者のみんさんの投稿を読んで気がついたことは、小泉構造改革や格差の問題等について、質の高い議論をされているが、その奥にある”本質”つまり、小泉・竹中一派が米国の要請(年次改革要望書)に基き、売国政策を進めてきたことに触れるコメントが皆無、ということである。
まだ少しアクセスした程度ではあるが、他の政治テーマへの投稿も同様であり、植草一秀氏 の名前が記されたコメントはまれで、植草氏の提言に関する記述にいたっては殆ど皆無といってよいことから、売国政治に関わる投稿は”掲載コード”に引っかかり”検閲”されていると推測できる。
これだけ、政治を真剣に議論できる意識の高い読者の”多く”が、裏にある本質を知らずに政治を考えているとしたら、辛い。
米国と小泉・竹中売国チーム、そこに加担するメディアの手のひらの上で日本の現状と将来を議論している光景は、釈尊の掌中にある孫悟空の、”釈尊”が”魔”に置き換わった様でもある。
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